コロナで揺れた2020年。
それまで絶好調だったベトナム不動産投資も、大きく揺れた一年でした。
ベトナムはコロナへは抑え込みをしっかりしてきましたが、海外投資家からの資金流入も減少する中で、マンション販売価格はどのように推移していっているのでしょうか?
今回は2021年最新情報として、WEBサイトからの情報をもとに、現在中古物件として売りに出ている部屋の価格から、2021年1月現在の状況をまとめております。
外国人価格とベトナム人価格が異なります。また、不動産価格(中古)は一軒一軒違いますので、あくまで参考として見てくださいね。
不動産価格は勝ち組と負け組が鮮明に
ホーチミン・コンドミニアムの物件価格は、1年前と比較すると、人気エリアのBinh Thanh区の物件が好調で、それ以外は微増という形になっています。
ホーチミンは、新規プロジェクトの開発の許可がほとんどおりておらず、中古マンションへの投資が盛んになっているという話でしたが、それほど売買が進んでいる感じもないようです。
不動産は立地重視ということを言われておりますが、ホーチミンの場合は立地にプラスして開発業者の良しあしが人気に差をつけているようです。
エリア別に現在の状況をまとめました。
ホーチミン エリアマップ
ホーチミンは下記のような形で区割りがされております。
※2021年1月に、2区、9区、Thu Duc区が統合されています。
Binh Thanh区
Vinhomes Central Park, City Garden, Sanwa Pearl が高い上昇を続けています。
これらの物件は、このコロナ禍の中でも比較的順調な伸びを見せており、賃貸需要も他の地域に比べるとそれほど落ち込んでもなく、勝ち組と言えると思います。
Saigon Pearlについては、新棟建設(オパールタワー)が終わったことで平均価格があがったものと思われます。
1区・3区
中心部の物件としては、建設が止まっているものが多く、いつ建設が再開されるのかもわからかないことからか、販売価格が低迷しています。
建設済の物件としては、Vinhomes Golden River が堅調な伸びを見せております。賃貸料が低くなったことで、人気を集め、入居率も上昇してきているように思います。
D1Mentionについては、1区の外れということもあり、大きな価格変動は出ていないようです。
2区
こちらは苦戦している物件が多いです。物件価格が比較的高いのですが、賃貸需要減ということが響いており、賃借人がつかない、ついても想定以下の賃料ということも多いと思います。それらを反映してか、物件価格も高止まりをしているように思います。
4区
物件価格の上昇率は、やんわりあがっていっている感じが見て取れます。
7区・9区
こちらも大きな状況の変化はありません。
Vinhomes Grand Parkの開発が進んでいることから注目を集めており、少しずつ価格は上がりつつあるように思います。 地下鉄沿線ではマンション開発も進んできておりますので、駅近の割安物件などの価格もじわじわ上がってきているようです。
まとめ
今回は2021年1月時点でのホーチミン不動産のリセール価格をまとめました。
大きな上昇はないものの、コロナ下でも確実に成長を続けるベトナムが不動産価格からも読み取れました。
半年単位で今後も価格の変化をウォッチしていきたいと思います。
それでは
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