投資の相談を受けるときに、一番多いのが何の株を買ったら良いでしょうか?という相談です。個人的な印象では、日本の個別株投資は難易度が高いと思っています。日本人でしたら、馴染みの多い会社や、新製品の情報などで株価が上がっていきそう等、情報が多いというメリットは多いのですが、大多数の人が負けて退場していきます♪
本日は、日本株の特徴となぜ難易度が高いのを説明したいと思います♪逆に特徴をしっかり押さえておけば、日本株にもチャンスがあることがわかると思います。
投資初心者におすすめしない理由
日本個別株投資がダメではありません
間違ってほしくはないのですが、日本企業の個別情報をしっかり集めて、適切なタイミングで売買すれば利益を出していくことは可能です。有名な株式ブロガーさんやTwitterなどでも、日本株の売買のみで稼いでいる人はたくさんいるからです。
ただ、これには日本市場というものをしっかり理解し、失敗を繰り返しながら、築き上げてきた経験やベースとなる理論が存在すると思います。
日本の個別株に手を出すのは、投資はじめて、すぐやらないほうが良いです。
ほとんどの人が負けてしまいます♪
ここで言いたいのは、投資経験の浅い人(初心者)に対してです。多くの方が難易度の高い個別株に手を出してしまい、そのまま退場する!というケースがよくあります。
これは偶然の話ではなく、日本株式は初心者が儲けるのには難しい特有の事情があるのです。
株価が動く要因は大きく2つ
株価に影響を与えるのは、マクロ的要因とミクロ的要因の2つです。
<マクロ要因>市場全体の動き(経済、政治、社会、国際情勢、海外株式、為替)
<ミクロ要因>個別の会社の決算、事業内容、新製品発表
個別株の株価は、これらの2つの要素で動いており、初心者が予測するのが難しいと思います。初心者の方は、まずインデックス投資信託やETFの積み立てで、マクロ要因の動きをつかむところから始めたほうが良いと思います。(投信やETFはミクロ的な要素がほとんどで、マクロ要因で価格が決定されます)
個別企業の株価は、マクロ要因とミクロ要因で動くので、企業業績が良くても下がるってことですね。
初心者向けの投資手法については、また記事を書きたいと思います♪
日本株の難易度が高い3つの理由
景気敏感銘柄(循環型)が多い
景気敏感銘柄といって思いつく会社はありますか?例えば、トヨタ自動車、景気が悪くてボーナスが減っているときに、車買おう!と思う方は少ないと思います。それに紐づく部品産業や装置産業、素材産業なども、影響を受けてしまいます。
さきほど説明した会社の個別事情ではなく、マクロ要因で、企業業績が大きく影響を受けてしまうため、上がっては下がる上がっては下がるという繰り返しがおこるのが特徴のため、長期保有に向かないという特徴があります。
景気に敏感に株価が反応するので、政治・経済政策など常に注意が必要です♪
1株単位で買えない
日本株は単元単位での購入となっており、100株単位でしか買えません。この会社良いなぁと思っても、現金が足りなくて買えないってことがあります。予算が10万円しかないから、10万円以内で買える会社の株を買うというよくわからない選択をしてしまいがちです。
任天堂好きだけど、100株で400万円。買えない、、、、
ファーストリテイリング 、 任天堂 、キーエンス、JR東海、ニトリなど有名企業かつ伸びている会社でも100万円以上ないと購入することすらできないという環境です。
<ご参考:Yahoo! Finance>
機関投資家の売買
日本株市場の6~7割は外国人が売買しているマーケットと言われています。それらの機関投資家は短期間で資金を入れたり出したりして、利益を稼ぐことを生業としています。空売り天国とも呼ばれるマーケットですので、好決算を出しても、売られてしまう等、単純に業績の良い会社を買っておけばよいという単純なものではないと思っています。
決算で過去最高益を更新して、ストップ安ってよくあります♪
まとめ
以上が、初心者の方に日本個別株の投資をおすすめしない理由となります。このような危険な土俵に乗らずに「もっと安全な違う土俵」がありますので、そちらで勝負することをぜひおすすめします。
私は個別株もやっていますので、個別株を行うのであれば、景気変動に影響が少ない会社を選ぶようにしています。
それでは!
コメント
投資ど素人なので、レタントンさんの記事読んで勉強しまーす!
ありがとうございます♪
意味の分からない点など、いろいろ質問いただけると、
私の気づきになって、ありがたいです!
リベ大に出合う前に個別株に素人投資をしてえらいことになっているまきろんが通りますよ。
私もレタントンさんの記事読んで勉強しまーす!
なかなか個別株の投資って難しいですよね。
投資は面白い部分もあるので、ぜひ参考にしてはじめてみてくださいね!