今回は分配金を目的に保有している【PFF】iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF について記載していきます。
このETFは価格・配当が安定しており、資産計画が立てやすいという魅力があります。
その特性から私はこのETFを有効活用しています。
今回は、その魅力について書いていきたいと思います。
PFFの特徴
PFFは優先株式が中心となって構成されているETFです。
優先株式は、銘柄によって若干性質が異なりますが、普通株よりも多くの配当金が受け取れるというものと考えても良いと思います。その代わり議決権がもらえない等のデメリットはありますが、株主総会に参加しないのであれば、大きなデメリットはないと考えられます。
企業の経営が悪化した時でも一定の優先配当枠があるので、最低限のリターンを確保ができます。
安全第一って、言葉がぴったりくる製品ですね!
優先株とは、種類株式の一種で、他の株式に比べて優先的地位を持っている株式のことをいいます。多くの場合、配当(剰余金)や会社清算時の残余財産を普通株より優先して受ける権利を有する一方、議決権に一定の制限が付された株式のことをいいます。
SMBC日興証券よりhttps://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/yu/J0376.html
PFFの魅力
【PFF】iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETFの魅力は、下記の3点です。
- 1.価格の安定
- 2.5%程度の高配当利回りが安定してもらえる
- 3.1株からでも購入でき、購入単価が安い。
価格の安定
PFFの1つの特徴は、価格が安定しているということです。
2020年コロナショックの際は、28ドルという価格をつけましたが、非常に速いスピードで戻ってきました。その分、上昇という意味ではそれほど見込めないため、その点はデメリットといって良いかと思います。
高配当かつ毎月配当がもらえる
PFFの2つ目の特徴は、5%~6%程度の配当利回りがあり、それが毎月配当金として、入金されるということです。
優先株がメインかつ安定した業績をもつ企業で構成されているため、利回りも安定しているのも、大きな特徴かと思います。
また、毎月おこずかいのように配当がいただけるため、資金計画も立てやすく、日々の生活に潤いを与えてくれるありがたい存在です。
仕事以外に定期的な収入が入ってくるのは、心の安定につながりますね。
小金額で投資が出来る
1株30ドル~40ドルと価格が安定しており、多くの証券会社では、米国株は1株単位で買えるため、非常に少額で購入することができます。
PFFで毎月配当をもらい、その配当金で株を買い増ししていくことで、複利による雪だるまを作っていくイメージがしやすいため、投資初心者にもおすすめです。
実際は、配当金には税金がかかるので、これが最適投資ではありませんが、初心者が複利をイメージした投資をつかむには、とても良いETFだと思います。
また、別の株式やETFの配当金が入り、単元株が買えない場合の一時退避として購入したり、株価が高すぎて、購入するものがないときの退避先としても有効なものと思います。
PFFのデメリット
PFFのデメリットは、優先株式の多くは市場に上場していない点で、流動性が低いのと、株価も高値で安定しているので株価が動きずらいということです。
したがって、個別の企業が、業績が好調であっても株価の大幅上昇は期待できません。値上がり益を諦めるかわりに、利益の確実性は高いというのが特徴となります。
債券に似た商品で、損失を嫌う投資家に重宝されいるETFといえると思います。
安定しているかわりに、値上がりが期待しずらいんです。
ポートフォーリオの一部に組み込んでおくと、パフォーマンスが安定しそう
まとめ
今回は、【PFF】iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETFをご紹介しました。
資産運用には、『資産を大きくしていく』という目的と、『日々の生活を楽しくしていく』という2つの目的があると考えています。
前者には向く商品ではありませんが、後者にはしっかり貢献してくれると思います。
このETFは、株価が安定しており日々の値動きを意識しないでよいという点と、投資した金額に応じて、毎月の配当という形でしっかりリターンをいただけるという素晴らしいETFです。
現在投資を検討している方は、この製品の特性をいかして、活用していただければと思います。
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