高配当株投資を始めて約6年が経ちました。
今年は、ついに累計受取配当金額が1,000万円の大台を突破しました。
年間配当額も、生活費を賄える水準がより盤石になってきました。
ここまでくると、「もう働かなくても何とかなる」という安心感が確信に変わり、心穏やかに過ごせる日が増えています。
むしろ、働きたくない!という気持ちは通り越して、
「自分の時間を何に一番使いたいか?」を真剣に考えるフェーズに入ってきました。
2025年はトランプ大統領の就任や為替の変動、日経平均が50,000円を超えるといった相場が大きく動く一年でしたが、しっかりと波に乗りながら、資産を積み上げることができました。
今回は2025年の配当金の推移の報告と共に、高配当株投資を6年間やってみて感じた心境の変化や感想などを書いていきたいと思います。
2026年も引き続き、愛すべき「金のタマゴを産むニワトリちゃん」を大きく育てていきたいと思います。

配当累計が1,000万円達成、まさにお金がお金を生んでくれました。
現在のポートフォリオ
現在は、日本・米国・ベトナムの高配当銘柄・ETFに投資をして、配当金を取得しています。
さっそく、2025年末時点での資産比率を見ていきましょう。

…と、ここでいきなり言い訳をさせてください(汗)
実は今年、資産の安定化を図るために一部資金を「金(ゴールド)・銀(シルバー)」といったコモディティへシフトしました。 しかし、株式だけのグラフを作ってしまい、コモディティ分が入っていません…。
「修正が間に合わなかった!」ということで、今回は株式部分の比率としてご覧いただければと思います。
昨年との比較と「円高予想」の答え合わせ
2024年末の比率は「日本5:米国4:ベトナム1」でしたが、今年は「日本6:米国3:ベトナム1」となり、さらに日本株への依存度が高まる結果となりました。
昨年、「2025年は円高になる!」と予想していましたが、実際の為替相場はトランプ政権の政策期待もあり、円安基調は変更なしの展開でした。
ただ、心理的に「もう少し円高になってからドル転したい…」という心が邪魔をしてしまい、結果として「割安に放置されていた日本株を買う」という行動が、この比率に直結しました。

米国株を買いたい気持ちはあるんですが、
どうしても日本株の「増配力」と「買いやすさ」に負けてしまいました。
日本株(61%)
私のポートフォリオの絶対的エースです。
2025年も日本企業は「株主還元」に積極的でした。
特に累進配当を掲げる企業が、調整局面でもしっかりと株価を維持(あるいは上昇)してくれたおかげで、安心してホールドできました。
相場が良かったため、パフォーマンスや業績がいまいちで「ただ配当があるだけ」の銘柄は売却し、ポートフォリオの筋肉質な強化を図ることができました。
一貫して「日本の未来は明るい!」との思いから、今後の強い日本経済の復活を期待しています。

日本株に対しては、まだまだ強気です。
米国株(31%)
比率は下がりましたが、決して弱気になったわけではありません。
VYMの定期積立は淡々と継続しています。
トランプ大統領就任後の米国市場は、セクターごとの濃淡が激しかった印象です。
「円高になったらスポット購入」を狙っていましたが、なかなかそのタイミングが掴みきれず、結果として積立のみの増加にとどまりました。
ただ、ドル資産を持っていること自体がリスクヘッジになっているので、この約3割という比率は心地よい水準です。

そろそろ下落も警戒したいところです。。。
ベトナム株
ポートフォリオの約1割を占めるベトナム株ですが、エース「FPT」は絶不調!
残念ながら前年比マイナスと振るわず、期待していたようなパフォーマンスは見られませんでした。
現在、ベトナム国内では「公共投資」が非常に盛んに行われています。
国策に売りなし!ということで、
この流れに乗るべく、公共投資関連の銘柄を中心にポートフォリオの構成をとっています。
FPTの復活を待ちつつ、新しいセクターでの利益も狙っていく。
そんな「二刀流」で2026年は巻き返しを図りたいと思います。

このブログの信憑性を上げる意味でも頑張らないと。。。
配当金収入の推移
月別グラフでみた配当収入(2020年より)
2025年にいただいた配当金の月別推移です。
2025年の目標が年間350万円でしたが、331万円で着地しました。
月別の配当収入のグラフは下記の通りです。(数値はすべて税引後、1ドル=130円計算)

2025年度は、3,310,760円の配当金をいただきました。
月額平均は、288,473円を超えました。

目標は達成できませんでした、
ちょっと心境の変化がありました。。。
累計受取配当金の推移(2020年より)
こちらは累計受取配当金の推移は下記の通りです。(数値はすべて税引後)

これまでの総受取配当金は11,377,192円となりました。

本当にありがたいです!1,100万円も生み出してくれました。
【記念コラム】累計受取配当金1,000万円を達成して思うこと
昨年のブログで書いた通り、ついに累計受取配当金が1,000万円の大台を突破しました。
地方なら中古の家が買えてしまう金額が、労働ではなく「資本」から生まれたことに、改めて投資の凄みを感じています。
ここに至るまでに私がやったことは、決して難しい魔法ではありません。
大事だったのは、以下のたった2つのことでした。
- 飽きずに、諦めずに、相場に居座り続けたこと
- 「稲妻が輝く瞬間」に立ち会ったこと
相場の世界には「稲妻が輝く瞬間(=株価が最も大きく上昇する数日間)」が存在すると言われます。
しかし、その瞬間が「いつ」来るかは誰にも分かりません。
暴落の直後かもしれないし、退屈なボックス相場のあとかもしれません。
だからこそ、暴落して怖くなった時も、値動きがなくて退屈な時も、市場から逃げ出さずに「居座り続ける」ことが何より重要でした。
ただ市場に居続けたからこそ、資産が爆発的に増える「稲妻」に打たれることができ、この1,000万円という結果に繋がったのだと確信しています。
高配当株投資を6年間続けた感想
6年が経ち、資産規模が大きくなったことで、私の投資人生は「増やすフェーズ」から「整えるフェーズ」へとシフトしてきました。 ギラギラとした野心は消え、今はとても穏やかな気持ちです。

資産2億円、3億円を目指す….
いつまでお金に縛られるのだろうか?と思い始めました。
①「お金」の目標より「時間」の価値
最初のころは「早く年間配当〇〇〇万円にしたい!」という意気込みでした。
そのためには今年はいくらになるように投資を増やして…来年は…と、常に計算機を叩いていました。
しかし、実際に目標金額に近づきつつある中で、
「あれ? そもそも、そんなにお金使わないな…」
という事実に気づいてしまいました。
そして同時に、
「『もっともっと』とお金を追い求めること自体が、終わりのないゲームだ」
ということにも。
もし私が資産2億、3億を目指して走り続けたら、それは単に脳内のドーパミン的な興奮を追いかけているだけで、いつまで経っても「安らぎ」は得られなかったかもしれません。
「もう十分だ(Enough)」という感覚を持てた時、
初めて私は「お金を集める人生ゲーム」から卒業した感じがしました。
日々の生活費は配当金で賄いながら、旅行などの贅沢は資産売却で賄えばいい。
そう割り切れた瞬間、無理にリスクを取って資産拡大を急ぐ意味がなくなり、
「自分の時間を何に一番使いたいか?」
を真剣に考える余裕が生まれました。
②ゴールド・シルバーで「心の安らぎ」を
ポートフォリオにも変化がありました。
株式だけでなく、より安定資産である「金(ゴールド)・銀(シルバー)」への移動を進めました。
コモディティは配当金を産みませんので、「配当金生活」という観点からは邪道かもしれません。
しかし、暴落時にもドッシリと構えてくれるその存在が、ポートフォリオ全体に「圧倒的な安らぎ」を与えてくれます。

安らぎのはずが、むっちゃ上がってくれましたが、、、
③情報収集は「AI」が相棒に
情報の取り方も劇的に変わりました。今年は「AIの実用化」が決定的でした。
以前はSNSやニュースサイトを徘徊し、他人の意見に心を揺らしていましたが、今はAIが膨大な情報を整理し、必要なエッセンスだけを届けてくれます。
信頼できる投資家や発信者の情報をAIに集約・分析させ、自分に必要な情報だけを抽出する。
投資判断に必要な情報はAIに任せ、ノイズを遮断する。
空いた時間は、投資の悩みではなく、自分の好きなことや新しい体験に使う。
6年目にしてようやく、投資に振り回されない「ちょうどいい距離感」が見つかった気がします。

このブログもAI活用して書いてます。
劇的に早く書けるようになりました。
2026年度・配当金生活に向けた戦略
2026年の目標配当金額は、年間360万円に設定します。
これは月額に換算すると「月30万円」という、非常にキリが良く、生活費としても十分なラインです。
投資スタンスとしては、無理に買い向かうことはしません。
基本的には「保有株の増配」の力を信じ、キャッシュを温存し、「暴落局面」が来た時に、果敢に買い出動します。
投資の方針
2026年は、資産クラスごとに以下の戦略でメリハリをつけます。
- 日本株:金利と国策を注視
- 金利対応: 金利引き上げが逆風になる銘柄は早期に利益確定し、逆に金利上昇に強い「銀行・保険」などのセクターを狙っていきます。
- 国策銘柄: 配当利回りが多少低くても、高市総理が掲げる「日本を強くする!」政策に連動する銘柄(防衛、宇宙、先端技術など)は、成長枠として買っていきたいと考えています。
- 米国株:セクター分散とVYM
- 現在の高配当個別株は「タバコ株」に偏りすぎているため、ヘルスケアや生活必需品などへセクター分散を進めます。
- VYMの積立は思考停止で継続。これが一番の安定剤です。
- ベトナム株:「公共投資」一点突破
- 不調だったFPTは売らずにホールド。
- 資金の矛先は、ベトナム政府が本腰を入れる「インフラ・公共投資関連」へシフト。次の成長の波を待ち伏せする作戦です。
- また、同じ新興国関連でインドネシア株にも注目しており、高配当銘柄を少しずつ拾っていく予定です。
- コモディティ(金・銀):余剰資金で守りを固める
- 昨年思い切って買ったポジションが、かなりの含み益を出してくれています。
- 基本的には配当金などの「余ったお金」でコツコツ買い増ししていきますが、全資産に占める割合が増えすぎないよう、バランスを見ながら戦略を固めていきます。

世界の紛争が続き、安定しない相場が続きますが、原理原則忘れずに頑張ります。
早く世界に平和が訪れますように!!
【2025年の運用方針はこちら!】
まとめ
6年間で累計配当は1,000万円を超え、安定したキャッシュを生み出せるポートフォリオになってきました。
しかし最大の収穫は、金額以上に「心の自由」を得られたことです。
2025年は投資スタイルを「増やす」から「整える」へシフトし、「これでいいのだ、もう十分だ」という感覚を持てるようになりました。
もし、FIREを目指している皆様がこのブログを読んでいただけているのであれば、
「週に1日休みが増えるだけでも、自分の人生を取り戻せる感覚がある」ということです。
「もっともっと」という気持ちを持っていると、いつまでたってもお金を集めるゲームからは卒業できません。
完全にリタイアしなくても、配当金のおかげで少し労働を減らせるだけで、景色はガラリと変わると思います。
2026年も数字だけを追わず、この「金のタマゴを産むニワトリちゃん」を大切に育てていきたいと思います。
それでは、良いお年を!
【過去の記事はこちら!】





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