2025年もあっという間に折り返し地点。振り返れば、高配当株投資を始めてから5年半、セミリタイア生活に入って2年が経ちました。
去年の今ごろは、資産や配当があっても「やっぱりどこかで働かないといけないのでは?」という思いが頭をよぎることもありました。 でも、そんな気持ちは次第に薄れ、いまはようやく「このままでも大丈夫」と心から思えるようになってきました。

ここまで続けてこられたのは、何といっても配当金という“心の土台”があるから。
日々の暮らしに余裕が生まれ、未来に対する不安が少しずつ小さくなっていく感覚があります。お金があるから心が穏やかになるのではなく、「備えがある」という事実が、日々を落ち着いて生きる力になってくれる――そんな実感が年々強くなってきました。
今回は、2025年上半期の配当金の記録とともに、後半に向けての戦略や考え方を整理してみたいと思います。

生活に少しずつ余裕が出てきて、気持ちも穏やかに。
現在のポートフォーリオ
現在は、日本・米国・ベトナムの高配当銘柄・ETFに投資をして、配当金を取得しています。
比率としては、日本株57%、米国株35%、ベトナム株8%です。
この構成はここ数年、大きくは変えていません。
理由はシンプルで、「相場に振り回されず、着実に配当を積む」ことを最優先にしているからです。
とはいえ、世界は動いています。2025年からは中国株やインドネシア株、インド株など、他通貨・他成長圏への分散も意識しはじめました。地政学リスクや為替の影響を軽減しつつ、長期で育てられるポートフォリオを模索中です。


あまり大きくはポジションチェンジせずで、淡々と配当金をもらいました。

4月の暴落時に少しは買えましたか?

はい、欲しい銘柄が何銘柄か購入することができました
資金を残しておくのと勇気が大事ですね。
配当金収入の推移
月別グラフでみた配当収入(2020年より)
2025年にいただいた配当金の月別推移です。
2025年度上期は、1,730,840円の配当金をいただきました。
月額平均は、28.8万円です。

2025年の目標が年間350万円ですが、現時点で173万円いただけてるので、ギリギリ行けるかどうかというレベルです。

増配ラッシュもあり、去年より増えています。
累計受取配当金の推移(2020年より)
こちらは累計受取配当金の推移は下記の通りです。
これまでの総受取配当金は9,797,272円

あともう少しで、念願の1,000万円突破という大台に届きそうです。
2020年、「月1万円でも配当がもらえたら嬉しい」と思って始めた高配当株投資でしたが、あれから5年あまり、コツコツ積み上げてきた配当金は、ついにここまで来ました。
振り返ってみると、焦らず、投げ出さず、ただ“続けた”ことがすべてだったように思います。

【2025年の資産運用方針はこちら!】
2025年度後半・配当金生活に向けた戦略
世界がざわつく時代、それでも投資を続けていく
2025年の後半、世界はますます混迷の度を深めています。
アメリカでは、トランプ氏が大統領に返り咲き、ふたたび「Make America Great Again!」を掲げて強硬な政策を次々と打ち出しています。
とくに懸念されるのが、関税引き上げを含む保護主義の再強化。貿易摩擦が再び世界を巻き込む形で拡大するリスクが高まっています。
さらに、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、イランとイスラエルの対立激化、ガザ地区の人道危機、そして台湾有事の可能性も依然くすぶり続けており、メディアではついに「第3次世界大戦」という言葉さえ飛び交うようになりました。
不安が積み重なり、先が読めない今。それでも、こういうときこそ「軸をぶらさずに淡々と投資を続ける」ことが重要だと感じています。どんな時代であっても、「自分の軸」を持ち続ける人が、最終的に生き残るのだと思います。
AI時代が本格化、投資先もアップデート
2025年、AIは“使える段階”を超えて、仕事の相棒として当たり前に活用されるようになってきました。
文章作成、翻訳、プログラミング補助など、多くの業務がAIによって効率化され、働き方そのものが変わりつつあります。
そう考えると、投資先も変化に合わせてアップデートする必要があると感じています。
たとえば、AI・自動化・効率化を武器に成長する企業、そして“人とテクノロジー”が共に活きる分野――教育、医療、福祉などにもチャンスは広がっています。
そういった未来を描きながら、投資先もアップデータして行こうかと思っています。
また、これからは人間にしかできない、「共感」「創造性」「判断力」がより重要になってくると思い自分自身を磨くことも忘れずに努力したいです。
円安トレンド、一服?それともまだ続く?
160円目前まで進んだ円安も、いまは140円台でやや落ち着いた様子を見せています。
とはいえ、円高への反転か、再び円安が進むのか――まだ方向感は不透明です。
私は海外生活が中心なので、円安はあまり歓迎できません。
ドル建て配当の見た目は増えても、実質的な購買力が落ちてしまうのが痛いところです。
こうした為替の偏りに対して、資産の通貨・地域の分散もあらためて意識したいと考えています。
為替に一喜一憂せず、“じわっと広げて、淡々と積む”姿勢を大事にしていきたいですね。


円安トレンドは右肩上がり継続中です、、、泣
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まとめ
今回は2025年上半期の結果をまとめました。
不確実性が続く世界ですが、世界がどれだけ揺れても、株価が上下しても、為替が飛んでも、私の投資スタンスは大きくは変わりません。
ただし、市場をよく観察し続け、変化にはいつでも対応できる柔軟性は持っておきたいと思います。
資産形成は、人生を豊かにするための道具。
投資は、自分の未来を信じるという意思表示。
激動の時代だからこそ、自分のペースで、無理せず、焦らず。
配当金という“確かな果実”をもとに、人生そのものを丁寧に味わっていきたいと思います。
そんな後半戦を、今年もまた淡々と、けれど柔らかく歩んでいきたいと思います。
【過去の記事はこちら!】
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