【書評】abrAsus「薄い財布」の社長が明かすミニマリスト仕事術・南和繁

読書・勉強

今回は、abrAsus【「薄い財布」の社長が明かすミニマリスト仕事術 】という本を読んでの書評を書きたいと思います。

最近、ミニマリストという言葉をよく聞きますが、いわゆる「モノを持たない人」というイメージが強いと思います。

南和繁さんは、時間にフォーカスをして、徹底的に無駄な作業・仕事・やりたくないこと、やらないことを排除することで、本当にやりたいことだけに自分の時間を集中させて、最高に充実感のある人生を作るというスタイルを本のなかで提唱しています。

それらの考え方やノウハウが存分に書かれたこの本は、忙しいながらも、なぜか充実感のない人生になっている方々にとって、大変勉強になると思います。

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本のご紹介

abrAsusの南和繁社長が、『ミニマリスト仕事術』(大和出版/1600円、Kindle1360円)という本を書かれました。abrAsus社は、『薄い財布』『小さい財布』『ひらくPCバッグ』など、機能性に優れた製品を出している会社です。

ミニマリスト仕事術 https://amzn.to/3rslOXZ

abrAsus運営サイト https://superclassic.jp/

レタントン
レタントン

私もよく実際の店舗に行って、いろんな商品見ています。

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あらすじ

「ミニマリスト」は、断捨離をしてモノを持たず、最低限必要なものだけで生活していく人という意味で使われることも多いですが、この本では時間の使い方の再定義を薦めています。

時間はすべての人に平等に24時間あたえられているものであり、これをどう使うかによって、人生のすべてが決まるといっても過言ではありません。

人によって「やりたいこと」「やりたくないこと(やらなければいけないこと、無駄な時間)」の割合は様々だと思います。

「このやりたくないこと」を極力減らしていき、自分の「やりたいこと」をふやしていければ、もっと多くの人が豊かになれるのではないかというのが著者の想いです。

この本には、それらを最適化していく上で必要なテクニックや心構えがわかりやすく説明してあり、取り組みやすいものをどんどん実行していくことで、自分のやりたいことが中心になる生活を取り入れることができます。

著書より、まとめを行いました

著者は1日のやることをグラスの水とたとえており、この水が満タンになっていると、やりたいことがあっても、実行できるキャパがないことになると述べられています。

つまり、やりたいことをやるためには、この水を一度出してしまわなければならないということです。

  • 情熱を感じないこと
  • 価値を感じないこと

これらについては、”やめる”。やめることができないのであれば、時間を最小化する。などを実施していくことで、この時間を小さくしていく必要があります。

また、SNSなどは時間をたくさん喰っていることもあり、これらとの適切な距離関係が必要であるとも述べられています。

やりたくない時間を最小化していくとともに、やりたいことは、どんどん予定に入れていくとも提案をしています。

この優先順位を上げることが、成功につながるかどうかはわかりませんが、なにかのきっかけとなる可能性もゼロではなく、人生の満足度を上げるコツとも言われていました。

「やりたくないことを最低限にして、やりたいことの優先順位を上げていく」

つまり自分に最低限必要なものだけを押さて、

最高に充実感のある人生を作るヒントがこの本には書かれています。

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あなたに最も必要な発想は?

「お金はいくらあれば幸せになれるのか?」

という課題は、多くの人にとって尽きない悩みだと思います。

著者の答えは、

「お金は幸せになるためではなく、不幸になる不安を解消してくれるもの」

であり、その上限にはキリがないということです。

つまり、安心感を満たされる金額には限度がないということでした。

どれだけのお金持ちになっても、漠然とした将来の不安や心配事がある限り、幸せになれる日は訪れません。

本当に必要なのは、「ミニマリストになること」なのです。自分自身の「最小限」を理解すれば、周りの人と比べて不安に陥ることもなくなる。これこそが幸せになるための方法といえるでしょう。

本文より

著者は、資産運用の本を数冊購入し、65歳時にいくらあれば良いかを考え、それを元に毎月積み立てで資産運用をしているとのことです。

つまり、最低限を考えて、それを目指して準備をしているから、それ以外のお金は貯める必要もないし、好きなこと・やりたいことに使っても良いとのことでした。

「これだけのお金があれば、将来的な不安はある程度解消できるだろう」という額は、見積もることができます。ようするに、これが「最小限必要な額」なのです。このぶんの貯金を、あらかじめつくってしまう。あるいは65歳で貯まるように資産形成をしていく。

それができたら、あとの残りのお金は「すべて自分で自由に使う」と心を決めてしまうのです。そうすれば欲しいものを我慢することもないし、いくら損失を出しても、将来を不安に感じることはない。安心して自由を満喫することができます。

本文より

「薄い財布」の背景に込められた考え方

この「薄い財布」をご存じでしょうか?

abrAsusの大ヒット商品です。「持って歩くものを必要最小限にしたい。快適に生活したい。」というミニマリスト的発想から生まれたものということです。

カードは5枚まで、紙幣・硬貨も最低限しか入らない薄さを突き詰めた財布です。

<お財布の説明:SuperClassicサイトより>

  • グッドデザイン賞を受賞
  • 特別な構造(特許取得済み)で、圧倒的な薄さを実現
  • カード5枚、コイン10枚、お札10枚を入れて、その厚さ、わずか約13mm
  • ポケットに入れてもシルエットが崩れず、快適
  • 男性でも女性でも使いやすいユニセックスなデザイン
  • プレゼントに大変喜ばれます

「高齢になったときに必要最小限の額」をあらかじめ設定することと同じで、何より大切なことは、「何かあってもカバーできるだけの最小限の備え」を用意しておくことによって、余計な不安をなくし、身軽でいること。

本文より引用

皆さんの財布の中身は何かあったときのために、たくさんのカードやお金が入っている方がいらっしゃると思います。

「何か不安だから備えが必要(たくさん持っておく)」という考えではなく、

「最低限必要なものは持ってるので、あとは何とかなる」

というベースで、手ぶらで快適な生活が送れるように!とこの製品に込めたとのことです。

レタントン
レタントン

リベ大両学長もこちらのお財布推薦していました。

出歩くときはこの財布とスマホだけで気分も軽やかになります。

まとめ

今回は、abrAsus「薄い財布」の社長が明かすミニマリスト仕事術を読んで、自分なりにまとめてみました。

私も愛用している財布であり、その販売している南さんの話は大変興味をもってよみました。

この記事では書いておりませんが、仕事に関する無駄の省き方や仕事の進め方などにも大変興味深いものがありましたので、ぜひお読みいただければと思います。

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