ゴルゴ松本氏「命の授業」に学ぶ、運命を切り拓く漢字の力

FIRE生活

こんにちは、今回は先日行われたゴルゴ松本さんの「命の授業」という講演会に参加して学んだことを書きたいと思います。

私たちは毎日、無意識に漢字を使っています。しかし、その一文字一文字には3500年前の伝説の人物・蒼頡(そうけつ)から続く「願い」が封印されています

漢字を構成する記号と記号の組み合わせによる深い意味合いを想像させ、また、地名なども漢字を読み解くことにより、当時の人々の願いやその土地の歴史的な役割を読み解くことができます。

単なる文字のお勉強ではなく、漢字を通じて、日本人の精神性や生きるヒントを教えてくれる素晴らしい講演会でした。

今回は、ゴルゴ松本さんの「命の授業」から学んだ、人生を激変させる漢字の読み解きをシェアします。

レタントン
レタントン

素晴らしい講演でした。日本語の神秘を感じました!

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「蒼頡(ソウケツ)」とは誰か?

蒼頡は古代中国の伝説の人物で、今から約3500年前に漢字を発明したと言われています。

彼は「4つの目」を持っていたとされ、鳥や獣の足跡、自然の形(記号)を見て、そこから文字(漢字の原型)を創り出したと伝えられています。

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漢字の魔法に気づいてますか?

私たちが毎日何気なく使っている身近な漢字には、「実はこんな意味が!」と驚くような、人生を劇的に変える「魔法のOS」が隠されています。

たとえば、「辛」と「幸」

「辛(つらい)」という字に、一本線(=何か一つでもプラスのこと)を加えると「幸(しあわせ)」になります。

そして、「吐く」と「叶う」

人は苦しい時、つい弱音を「吐く(口+プラスマイナス)」ものです。

でも、そこからマイナス(-)の言葉を言わなくなると、夢が「叶う(口+十)」という字に変わります。

「欠点」や「マイナス」に見えることも、見方を変えたり、ほんの少しのプラスを加えたりするだけで「強み」や「幸せ」に変わる。漢字には、そんな前向きなメッセージが込められているのです。

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行動の原理:「出す」から「来る」それが「出来る」

漢字は、私たちが行動すべき「順番」や「成功への方式」も教えてくれます。

何かを成し遂げることを「出来る(できる)」と言います。

字の通り、自分から先に「出」すから、結果が「来」るのです。

大人はつい「良い運が『来』たら、やる気を『出』そう」と順番を逆にしがちです。

しかし、赤ちゃんの頃を思い出してください。全身全霊で泣き声を「出す」から、お母さんがミルクを持って「来て」くれますよね。「出す」ことを惜しんでいては、永遠に何も「来ない」ことを教えてくれます。

「思」で止めず、「志」にして「試」みる

行動を起こす時の心の状態も、漢字は見事に表しています。

  • 思(おもう):「田(頭脳)」+「心」。つまり、頭の中だけでぐるぐると考えて完結している状態です。
  • 意(い):音+心。あなたの心が発している「本当の音」、誰かの言葉ではなく、自分自身の内側から響いてくる声。
  • 志(こころざし):「士(サムライ、一歩踏み出す足)」+「心」。頭の中の思いを一歩前へ踏み出させた時、それはブレない「志」に変わります。一歩踏み出すエネルギー

そして、その志を行動に移すのが「試みる(こころみる)」です。

「試」という字は、「言」+「式」

自分の口に出した言葉を、具体的な「式(カタチ)」にすること。

同時にこれは、本気で行動することで自分の「心(こころ)をみる」作業でもあります。

「思い」を一歩踏み出させて「志」にし、言葉をカタチにして自分の「心をみる(試みる)」。

漢字が教える「成功の法則」

  1. 思う(頭のなかで考える)
  2. 自分の心の音を聴く(意=音+心)思う+心の音=意思
  3. 一歩踏み出す方向を決める(
  4. 決めたことを口に出し、実際にやってみる(

このサイクルを回すことで、人生が動き出します。

ゴルゴさんの話は「日本語の成り立ち」を超えて、一種の「人生の基本原理」を書き換えてくれるような力強さがありますね。

自分から「出す」からこそ「出来る」。これが夢を現実にする最強の行動原理です。

レタントン
レタントン

「思」うの上のΠ(上限)を取ると、「志」になる。

「道(みち)」:自分の意思を運ぶ

自分が進んでいる「ルート」を肯定してくれる字です。

  • 漢字の分解: 「首(こうべ・頭)」「辶(しんにょう・進む)」
  • 読み解き:
    • 「首」は、自分の「意志」や「顔(自分らしさ)」を指します。
    • 誰かに決められたルートを歩くのではなく、自分の頭(意志)をしっかりと持って、自分の足で進んでいく。
    • そうして後ろに出来た跡が、あなただけの「道」になります。一歩一歩が、そのまま道を作るエネルギーになります。

「息抜き」があるから「生き抜く」ことができる

日本語の響きの面白さと、生命の真理を突いた言葉遊びです。

  • 息(いき): 呼吸。自(みずから)の心と書きます。
  • 息抜き: ずっと張り詰めていては、いつか糸が切れてしまいます。適度に「息を抜く(リラックスする)」こと。
  • 生き抜く: 困難な時代や状況を最後まで生きること。
  • メッセージ:「生き抜く(サバイバル)」ためには、上手に「息抜き(リフレッシュ)」することが不可欠である。 どちらも同じ「いき」という音。自分の心のペースを守ることが、長く走り続けるコツだという教えですね。
レタントン
レタントン

呼吸という字も、出すが最初で、吸うは後のプロセスになってますね

「出す」から「来る」

人生の深み。「味」とは未完成のプロセスである

行動を起こした先には、必ずさまざまな「経験」が待っています。それをどう自分の糧にするか。

ここで鍵になるのが「味(あじ)」という漢字です。

「味」という字は、「口(くち)」に「未(いまだ…ず)」と書きます。

つまり、口にポイッと入れて終わりではなく、

「まだ消化しきっていないものを、ずっと咀嚼(そしゃく)し続けるプロセス」を表しているのです。

人生の経験もこれと同じ。

一口食べて終わりではなく、何度も自分の中で噛み締めることで、初めて自分だけの深い「味わい」へと変わっていきます。

「意味」とは、自分の「心の味」

私たちが普段使っている言葉にも、たくさんの「味」が隠れています。

  • 意味(いみ) 「意」は音+心。つまり、自分の心がどう感じたか、その「心の響きの味」を確かめること。
  • 興味(きょうみ) 面白そうだと心が動く味。人生にワクワクという栄養を与えてくれます。
  • 趣味(しゅみ):自分が「走(おもむ)く」先の「味」。損得抜きで心が向かってしまう味わい。
  • 醍醐味(だいごみ) 苦労も楽しさもすべて凝縮された、物事の最高の味わい。

すべての出来事には、あなたにしか分からない「心の味(意味)」がついているのです。

本当の「味方」とは誰か?

そして、人生を豊かに生きるために欠かせないのが「味方(みかた)」の存在です。

味方とは、決してビジネスの損得勘定で繋がる人脈のことではありません。

文字通り、「同じ味(価値観や心の響き)を共有できる方(人)」のことです。

同じご飯を食べて「美味しいね」と笑い合えたり、同じ景色を見て同じように心を震わせたりできる人。

そんな「心の味」を分かち合える存在こそが、あなたにとって本当の味方なのです。

立ち止まって「今」を味わう余白

現代は「スキルアップだ」「副業だ」「日々のタスクだ」と、誰もが毎日を忙しく駆け抜けています。

「忙」という字が「心を亡くす」と書くように、私たちの思考は常に「次の予定」や「将来のこと」ばかりに向かい、ふと立ち止まって「味わう」という行為が圧倒的に少なくなっているのではないでしょうか。

「味わう」とは、効率や生産性を一旦手放し、「今、この瞬間を純粋に楽しむ」という行為です。

常に有益なものを生み出さなくてもいい。

ただただ、目の前の経験や感情、あるいは一杯のコーヒーや何気ない日常の景色を、ゆっくりと咀嚼し、味わい尽くす。

常に先を急いでしまう私たちの人生にこそ、この「ただ味わう」というプロセスが絶対に不可欠なのです。

日本人の精神性。「愛」で始まり「恩」で終わる

「心の味」を共有できる「味方」たちと生きていく上で、日本人が古くから大切にしてきたコミュニケーションのOSがあります。

私たちが毎日使っている「あいうえお(五十音)」

最初の二文字は「あ・い」、つまり「愛(あい)」から始まります。

これは、この世界や人との「出会い」でもあります。

そして、最後の三文字は「わ・を・ん」。これを声に出して繋げると「恩(をん)」になります。

日本の言葉は、出会いという「愛」を受け取ることから始まり、最後は受け取ったものを次へ渡す「恩(恩返し)」で締めくくられるようにできているのです。

「和」とは、同じ釜の飯を食うこと

では、どうやってその「恩」を分かち合うのでしょうか。

ここで登場するのが「和」という字です。

「和(わ)」は、「禾(のぎへん=稲・穀物)」に「口」と書きます。

みんなで収穫したお米(禾)を、みんなの口で均等に分け合う。

車座になって「同じ釜の飯を食う」ことで、孤独をなくし、お互いのエネルギーを循環させる。

これこそが、私たちが住む「大和(ヤマト=大きな和)」の国の知恵です。

「難」があるから「有難う」

そして、この輪の中で交わされるのが「有難う(ありがとう)」という言葉です。

人生には困難、苦難、災難など、避けられない「難」が必ずやってきます。

「難が無い」人生は「無難(ぶなん)」と言い、安全ですが変化も成長もありません。

しかし、「難が有る」からこそ、人は自身の枠を越えて成長し、人の痛みがわかり、そこに深い感謝が生まれます。

トラブル(難)があるはずの厳しい世界で、今こうして無事に仲間とご飯を分け合えている。

その「めったに無い奇跡」に気づくこと。

それが「有難(ありがた)い」という言葉の本当の意味なのです。


生命のミステリー。心臓を叩く「生きろ!」の音

私たちが「有難う」と感謝できるのも、すべては「命」があってこそです。

最後に、私たちの命の根源に迫る漢字の秘密を解き明かしましょう。

すべての「始」まりは、女性という土台から

漢字には「女へん」の字が約250種類もありますが、「男へん」という部首は存在しません。

なぜでしょうか?

物事のスタートを表す「始(はじまり)」という字を見てください。

「女」に「台(土台)」と書きます。

そう、命の根源であり、すべての世界の土台は女性なのです。

レタントン
レタントン

女性を大事にしなさい!って意味ですね。

ちなみに「男」という字は、「田」んぼで「力」を出すと書きます。

男性は、命の土台である女性を外から力仕事で支える「役割」を表しているに過ぎません。

「朝」に隠された、十月十日の奇跡

私たちは皆、その女性(お母さん)という土台の中で、約280日間を過ごして生まれてきました。

日本では古くから、この期間を「十月十日(とつきとおか)」と呼びます。

この文字をパズルのように組み合わせてみてください。

「十」+「月」+「十」+「日」=「朝(あさ)」になります。

私たちが毎朝「おはよう」と目を覚ますこと。

それは単なる気象現象ではなく、お母さんのお腹の中で十月十日かけて誕生したあの奇跡を、毎朝リセットしてやり直しているということなのです。

そして、世界に生まれ落ちた日。赤ちゃんは「オギャー!」と全力の産声を上げます。

「誕(たん)」という字は、「言(言葉)」が「延(延びる)」と書きます。

誕生日とは、天に向かって放った「私はここで生きるぞ!」という最初の宣言(言葉)が、世界に響き渡った記念日なのです。

あなたの胸を「叩く」ものは誰か?

では、その「命(いのち)」とは一体何でしょうか。

漢字を分解すると、驚くべき真実が浮かび上がります。

命 =「人」+「一」+「叩(たたく)」

人を、一度、二度と絶え間なく叩き続けるもの。

それは、私たちの胸の奥で1日に10万回も休まずに動き続けている「心臓」です。

私たちは、自分で「よし、心臓を動かそう」と思って動かしているわけではありません。

寝ている間も、無意識のうちに心臓は「叩かれ」続けています。

はるか昔から途切れることなく繋がってきた命のバトンを受け取り、目に見えない大いなる存在から

「お前の番だ。今を全力で生き抜け!」と、

心臓を通して毎日、毎秒、指令を受け続けている状態。

だから、「命」は「命令(めいれい)」なのです。

今日も、自分の道を歩こう

忙しい日々の中で、私たちはつい自分が「生かされている奇跡」を忘れてしまいます。

そんな時は、静かに自分の胸に手を当ててみてください。

ドクン、ドクンというその音は、ただの臓器の音ではありません。

「今日も生きろ!」「お前なら出来る!」

という、あなたを一番近くで応援している、宇宙で最も力強いメッセージです。

さあ、一歩踏み出して「志」にし、自分から「出し」ていきましょう。

難が有るこの世界で、あなただけの「心の味」を見つけるために。

「この記事を読んで、さらに学びを深めたい方へおすすめの本」

【ゴルゴ松本さんの著書】

【日本の漢字研究の第一人者:白川静先生の名著】


結び:人生は「愛」で始まり「恩」で終わる

私たちが毎日、何気なく読み書きしている漢字。 しかしその一文字一文字には、何千年も前から受け継がれてきた「より良く生きるための知恵」が、タイムカプセルのように詰め込まれていました。

  • マイナスをなくせば、夢は「叶う」。
  • 自分からエネルギーを「出す」から、結果が「来る(出来る)」。
  • 経験を咀嚼し、自分だけの心の「味(意味)」を知る。
  • 「愛」で出会い、「恩」を返し、「和」を広げる。
  • 「難」があるからこそ「有難う」と感謝する。
  • そして毎「朝」、私たちは新しい「命」として生まれ直している。

これらは単なる言葉遊びではありません。

迷った時、壁にぶつかった時、私たちがどう考え、どう行動すべきかを示してくれる「人生の羅針盤」そのものです。

言葉の本当の意味を知り、自分の血肉にしていくこと。

これこそが、人生を豊かにする最高のリベラルアーツ(教養)ではないでしょうか。

今日、あなたの心臓は10万回、あなたのために鼓動を打ちます。

見えない何かから「生きろ!」と背中を叩かれ続けているその命(時間)を使って、今日はどこへ向かい、誰とどんな「味」を共有しますか?

頭の中の「思い」を、一歩踏み出して「志」へ。

あなたの今日という一日が、めったにない(有難い)奇跡の連続になりますように。

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