セミFIRE生活を満喫しようと、2024年3月にインドのリシケシを約1週間訪れました。
ガンジス川が流れるこの聖地は、ヨガの発祥地として知られ、世界中から多くの人々が集まります。
豊かな自然に囲まれた静寂な環境は、ヨガを通じて精神的な探求をする人々にとって理想的な場所とされています。
そんなリシケシで、清らかなガンジス川のほとりに身を置きながら、約1週間のんびりと過ごしました。

汚いイメージのあるガンジス川ですが、リシケシでは綺麗な川が見れます。
そこで感じたことなどを記事にしました。何かの参考になると幸いです!
リシケシの行き方

リシケシ(リシケシュとも呼ばれる)は、インド北部に位置しています。
デリーから国内線で最寄りのデヘラドゥン空港(Dehradun)まで約1時間。航空券の料金は約15,000円でした。
空港からリシケシまではタクシーで約40分ほどで到着します。
【リシケシの場所】

アシュラム

アシュラムとは、ヨガを学ぶための施設で、宿泊・食事・ヨガが一体となった滞在型の修行場です。
ネットで検索するとさまざまなアシュラムが見つかるので、自分の好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。
私は「ヨガニケタン・アシュラム」に1週間滞在し、貴重な時間を過ごしました。

1日の生活
1日のスケジュールはおおよそ以下のような流れになります。

朝5時に起床し、5時15分から瞑想が始まります。
その後、約1時間半のヨガを行い、ようやく朝食の時間になります。

食事は100%カレーですが、種類が豊富で工夫されているため、意外と飽きることはありませんでした。

空いた時間には、周辺を散策して過ごしました。
リシケシは小さな街なので、歩いてさまざまな場所を巡ることができますし、リキシャ(乗り合いタクシー)を利用すれば手軽に移動もできます。

部屋はかなり質素で、まさに「寝るだけ」といったシンプルな造りでした。


宿泊施設は値段により、いろんな種類があります。
一番長く過ごす場所なので、ケチらないほうが良いです。
旅の学び

このアシュラムでは身体を動かすヨガだけででなく、考え方などいろいろと教えてもらうことができました。また、日々の生活やそこで働いている人、一緒にレッスンを受けている人、そして街の人々からもたくさんのことを学ぶことができました。
リシケシで深めた学びの中で、特に心に残ったのは「アパリグラハ」をご紹介したいと思います。
アパリグラハは、貪欲でないこと、非所有、無欲を意味し、ヨガの五つのヤマの一つとして挙げられています。
この教えは、物質的な所有物に過度に執着することなく、必要以上に物を求めない生き方を推奨しています。
外部の物質や成果に依存するのではなく、自分自身の内面の平和と満足から真の幸福を見出すことの重要性を学びました。
引き算の哲学

人生は「足し算」ではなく、「引き算」であること。
物質的な所有物を減らすこと、無駄な思考を手放すことで、心に平穏をもたらします。
逆に「足し算」の人生が心にどれほどの重荷をもたらします。
いわゆる「もっと欲しい」という考えです。
もっともっとを求めるより、必要なものだけにフォーカスし、無駄なものを引いていくことが、人生で得ないといけないものというのがわかりました。
真の幸福は内面から湧き出るものであり、外部の物質に依存することでは得られないとされています。
断捨離の価値

リシケシでの生活は、断捨離の実践そのものでした。
必要最低限の物質的なものに囲まれ、日々を過ごす中で、心がどれほど軽くなるかを体感しました。
物を減らすことで、本当に大切なものが何かを見極める力が養われました。
この経験は、物質的な所有よりも内面の充実を重視する生き方へと私を導いてくれました。
内面の満足
リシケシでの修行を通じて、外部の物質に頼るのではなく、自分自身の内面に目を向けることの重要性を学びました。
瞑想やヨガのアーサナを通じて、心の中にある無駄な思考や執着を手放し、本当の自分自身と向き合う時間を持つことができました。
このプロセスを経ることで、外部の状況に左右されず、自分自身の内側から湧き出る幸福を感じることができるようになりました。
まとめ

この教えを胸に、今、私は物質的な所有物や財産を追求するのではなく、内面の充実を重視する生き方を心がけたいとおもっています。
私自身、投資と資産形成に成功し、一定の富を築くことができましたが、それが心の平穏や真の満足感をもたらすわけではないことを実感しました。
リシケシでの経験は、私にとって人生を豊かにするための新たな視点を提供してくれました。
物質的な「足し算」による一時的な満足ではなく、心の「引き算」によって得られる永続的な平和と幸福を、これからも大切にしていきたいと思います。
【日本で、ヨガ教室通ってます!】
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