2023年ベトナム不動産投資するなら、ハノイかホーチミンか?

ベトナム株戦略

今回は、2023年のベトナム不動産の状況(ハノイ、ホーチミン)につきまして、CBRE ベトナム社の資料を基に、見ていきたいと思います。

ベトナム不動産業界は多くの困難に直面しており、政府許認可の問題、地価の高騰、投資資金の支払いの遅れによって社債返済が難しくなる等、「ボトルネック」を早期に解消する必要があります。

各マスコミからは、不動産が大暴落して2008年の再来か!など、様々な情報が発信されていますが、今回は各種データを見ながら、考察していきたいと思います。

レタントン
レタントン

ベトナムでの不動産投資を考えている方や

不動産動向を知りたい方の参考になればと思います!

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ベトナム不動産業界の問題点

2022年、内外環境の変化により、ベトナム不動産会社は大揺れに揺れました。

2022年不動産関連の事件

2022年3月、不動産大手FLC社の不正株式取引が起こり、4月にはTan Hoang Minh社の社債問題が発生しました。

ホーチミン最大の不動産エリアでもあるThu Thiem地域でも、入札不正問題の発生やオークション後のゴタゴタが発生するなど、多くの問題が発生しました。

また、インフレに発端した金利上昇もあり、不動産ローンが組めないなど、多くの逆風が吹いた一年でした。

レタントン
レタントン

FLCは上場廃止までいってしまいました♪

ミーちゃん
ミーちゃん

大きな会社でも安心できないですね!

<参考記事!>

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投資家意識調査 ホーチミンは3位、ハノイは9位

不動産サービス会社CBREは、不動産投資家の意向調査「2023 Asia Pacific Investor Intentions Survey」を発表しました。

調査レポートでは「投資先トップ10」では、

  • 1位:東京(4年連続)
  • 2位:シンガポール
  • 3位:ホーチミン
  • 4位:シドニー
  • 5位:香港
  • 6位:メルボルン
  • 7位:ムンバイ
  • 8位:上海
  • 9位:ハノイ
  • 10位:ソウル

となりました。

レタントン
レタントン

ベトナム市場は注目はあるもの、課題も多いということがわかると思います。

ミーちゃん
ミーちゃん

東京は4年連続トップだそうです。

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不動産状況

コンドミニアム供給量

ハノイ、ホーチミンとも2019年に最大供給を記録したものの、それ以降2万戸以下と減少傾向です。

2023年以降、ハノイは供給量が増えていく一方、ホーチミンは供給がさらに下げており、2023年は1万戸以下と非常に少ない数になっています。

レタントン
レタントン

ホーチミンの住宅不足は深刻になってきそうですね

新築コンドミニアム価格推移

ハノイ新築コンドミニアム価格は、緩やかに価格が上昇しています。

平均価格が$1,934 / m2 となっており、年平均で21.2%の伸びを見せています。

2022年は、供給量のうち約56%がLuxrury、High-Endの高級マンションになっており、一般ベトナム人が購入するには難しい状態となっています。

ハノイ新築コンドミニアム価格推移

ホーチミンの新築コンドミニアム価格は、緩やかに価格が上昇しています。

平均価格が$2,934/m2となっており、年平均で2.5%の伸びを見せています。

2022年は、供給量のうち94%がLuxrury、High-Endの高級マンションになっており、一般ベトナム人が購入するには難しい状態となっています。

ホーチミン新築コンドミニアム価格推移
レタントン
レタントン

ホーチミンは高級住宅ばかり建築してるようですね♪

ミーちゃん
ミーちゃん

一般のベトナムの人が購入できるレベルの建築を政府は進めたいですが、

供給側が応じていない状態のようです。

中古コンドミニアム価格推移

中古コンドミニアムの価格は、クオーター比で、ハノイがー3%、ホーチミンがー2%となっています。

現状、上がりもせず、下がりもせずという状態と考えられます。

土地については、ハノイがー8%になっており、少し下落しています。

レタントン
レタントン

ニュースなどでは、投げ売りが発生しているとのことですが、

住宅需要の強さから大幅な値下げにはなっていないようです。

レンタル利回り

ハノイは、4.5%~6%というあたりで推移しています。

ホーチミンは、2021年に大きく落ち込みましたが、2022年に3.5%~5%と推移しています。

レタントン
レタントン

体感では2023年は家賃値上げラッシュが起きてる気がします。

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2023年の建設予定

ハノイ

タウンシップ型の建設が北部、西部、南部、東部とバランスよく配置されているのがわかると思います。一方、中心部はかなり飽和状態であり、ほとんど建設予定がありません。

レタントン
レタントン

価格的にも投資可能な物件があるように思います。

東西南北につながる工業団地が広がっており、

郊外でも投資検討ができる感じです。

ホーチミン

2023年は、ほとんど建設予定がありません。

The Global CityやVinhome Grand Park などの建設が進む、東部は空き地も多く、また新空港が建設されることもあり、注目のエリアになっていくことが予想されます。

レタントン
レタントン

地下鉄沿線など中古物件が動きだすように思います。

Thu Thiemは注目ですが、価格も高く、建設も進んでいません。

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まとめ

今回は、2023年のベトナム不動産市場について、CBRE社ベトナムのレポートをもとに見てみました。

ハノイはバランスよく成長している印象で、伸びていく感じですが、ホーチミン市は供給量が大幅に減ってくることがわかっていますので、購入を検討されている方には注意が必要かと思います。

中古市場にも目をかけながら、新築をみていくなど、投資をされていく方には目利きが必要になってくると思います。

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不動産投資の記事です!

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