【ベトナム投資】2つのETFのご紹介

ETF

今回は、ベトナム市場に投資できる2つのETFを紹介します。

現在、日本国内の証券市場にはベトナムETFは上場していませんが、米国と香港市場にはベトナム市場と連動するETFが存在します。本記事では、それらの特徴や違いを解説し、ベトナム投資の選択肢としてどのように活用できるかを考察します。

紹介するETFは以下の2つです。

  • マーケット・ベクトル ベトナムETF(VNM):Market Vectors Vietnam ETF
  • db x トラッカーズ FTSE ベトナムETF(DFVT):db x-trackers FTSE Vietnam Index ETF

どちらのETFも比較的低コストで取引でき、ベトナム市場の代表的な指数(VN指数)との連動を目指しています。積立投資を継続することで、今後のベトナム経済成長の恩恵を受けることが期待できます。

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マーケット・ベクトル ベトナムETF (VNM):Market Vectors Vietnam ETF

マーケット・ベクトル・ベトナム・インデックスに連動することを目指したETFです。

構成銘柄は、原則として売上の50%以上をベトナムで生み出している企業で構成されていますが、一部(約25%)は外国籍の企業も含まれています。そのため、ベトナム市場に直接的に連動する部分と、間接的な影響を受ける部分がある点に注意が必要です。

レタントン
レタントン

構成銘柄には、外国の企業も25%入っています。

ベトナムETFは、マーケット・べクトル・ベトナム・インデックスの価格と利回り(手数料や経費控除前)にできるだけ連動する運用実績を目指します。このインデックスは、主にベトナムに本社があり主にベトナムで上場されており、売上高の50%以上をベトナム国内の売上高が占めている上場企業へのエクスポージャーを提供します。このインデックスには、売上高の50%以上をベトナム国内の売上高が占めているか、ベトナム市場で重要/優勢な地位にあり成長が見込まれるベトナム以外の国の企業も含まれています。したがって、当ファンドには同国への投資リスクが伴います。

目論見書より

基本情報

  • 運営会社:ヴァンエック・グローバル
  • 取引通貨:米ドル
  • 信託報酬 :0.67% (年間)
  • 決算:年1回(12月)
  • 配当:あり
  • 純資産総額:411億円
  • 証券会社 SBI証券、楽天証券、マネックス証券など

株価

構成銘柄

最新の情報は、こちらからご確認ください。

db x トラッカーズ FTSE ベトナム ETF (DFVT):d b x-trackers FTSE Vietnam Index ETF

こちらのETFも、ベトナム市場全体へのインデックスと連動を目指しています。構成銘柄は20程度と若干少なめになっていますが、市場連動性の高い大型銘柄を組み込んでいますので、市場との連動性はVNMより高いものになっています。

こちらのETFは、DFVTの正式名称は「Xtrackers FTSE Vietnam Swap UCITS ETF 1C」というものに2018年に変わりました。

レタントン
レタントン

現在はベトナム銘柄と関係のないETFのようですね、。。

<基本情報>

  • 運営会社:ドイツ銀行グループ(ルクセンブルク)
  • 取引通貨:米ドル
  • 信託報酬 :0.85% (年間)
  • 決算:年1回(12月)
  • 配当:あり
  • 販売会社 楽天証券

<株価>

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まとめ

以前は 「db x トラッカーズ FTSE ベトナム ETF(DFVT)」 もベトナム関連のETFとして運用されていましたが、現在は 「Xtrackers FTSE Vietnam Swap UCITS ETF 1C」 に名称が変更され、組み入れ銘柄の構成も変わっています。その結果、ベトナム市場との連動性が以前より低下しており、純粋なベトナムETFとは言い難い状況 になっています。

そのため、実質的にベトナム市場へ投資できるETFは「VNM」だけとなっています。ただし、VNMも一部外国企業を含んでいるため、完全にベトナム市場の動きと一致するわけではない点に注意が必要です。

また、ETF以外にも、日本国内で購入できるベトナム株式に投資する投資信託という選択肢もあります。投資信託であれば、少額から分散投資ができ、国内の証券会社で取引できるというメリットがあります。

ベトナム市場の成長を取り込む手段として、ETFと投資信託の特徴を比較し、自分の投資スタイルに合った方法を選ぶことが重要 です。

それでは!

【投資信託の記事はこちら!】

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