厳選!おすすめ ベトナム高配当株(利回り5%以上)

ベトナム株戦略

今回はベトナム株の高配当株投資について書いていきたいと思います。

ベトナム株をやられている方で配当狙いという方が一定数いらっしゃるようですが、見た目利回りに惑わされて、結構危険な投資をやられている感じに思われることがあります。

米国株のように、連続増配で非常に強い財務内容の企業というのは、ベトナムには存在しないと思っておりますが、元国営企業など、特定のエリアに関して、独占的に行っている企業も存在します。

そのような企業に投資して、安定的に高い利回りをとっていく戦略も良いかと思います。

利回り5%以上で、売上・利益が上昇している、配当性向・財務的にも問題のない会社を選んでいきたいと思います。

レタントン
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2021年10月時点のデータとなります♪

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大型高配当株

まずは大型株での高配当株となります。

流動性も高く、業績も安定していますので、まずはこのあたりから狙われるのが良いと思います。

Vinamilk【VNM】

ベトナムを代表する企業・ビナミルクです。特に説明は不要かと思います!

会社概要

ビナミルク(VNM:VietnamDairy Products Joint Stock Company)は、1976年に設立されました。同社は、乳製品やその他の栄養価の高い製品の加工、製造、貿易、輸出入を主な事業としています。 VNMはベトナムの乳業で50%以上の市場シェアを持つ最大の乳製品会社です。

配当利回り

PERは12~18の幅で動いています。昨今業績の伸びが低迷していることもあり、PERは上昇傾向です。利回りは4.5%~5.5%の幅で推移しております。

配当性向は80%台と割合が高く、競争激しい乳牛業界の中で、今後もこの水準が保たれていけるかが1つのポイントと思われます。

レタントン
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株価は長い調整期間に入っておりますが、割安と考えています

BinhMinh Plastics 【BMP】

こちらもかつてのVN30を構成していたベトナムの優良会社となります。

会社概要

ビンミンプラスティック(BMP:BinhMinh Plastics Joint Stock Company)は、1977年に設立されました。同社は、硬質PVCパイプ、PEHD(コルゲートパイプおよびスムースパイプ)、パイプの継手、スプレー農薬、保護ヘルメット、その他のプラスチック製品用の製造を専門としています。

ホーチミン、ビンズオン、ロンアン、フンイェンに4つの工場を所有・運営しており、年間総生産能力は15万トンです。ベトナムのプラスチックパイプ市場シェアの約28%を保有しています。

配当利回り

PERは2017年以降8~12を推移しています。業績・株価が思わしくなく、配当利回りは10%を超えています。配当性向は100%を超えてしまっており、EPSも減少傾向ですが、このあたりは業績の回復を待つことができて、長期目線の高配当株狙いの方には良いかもしれません。

プラスチックの原料となる石油は原油高のため、今後の業績としては苦しい局面もあるかと思いますが、体力もある会社ですので、なんとか乗り越えられると期待しています。

レタントン
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プラスティック需要は確実にありますので、業績にも注視していきたいですね

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業績安定型の高配当株

今後の大きな成長はあまり期待できないものの、非常に安定している会社をピックアップしました。

LIX Detergent 【LIX】

ベトナムのスーパーなどでよく見かけるLIXブランドの洗剤を生産・販売しています。

会社概要

LIX洗剤(LIX:LIX Detergent Joint Stock Company)は1972年に設立されました。

同社は、洗剤、粉末洗剤、化粧品、石鹸の製造と取引を行っています。

さらに、当社は基本的な化学薬品および不動産物件の製造および取引も行っています。

配当利回り

PERは8~12の幅で動いております。利回り5.4%~7.2%の範囲で動いています。

配当性向は80%と高いのですが、安定した配当を出しています。

レタントン
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いわゆる生活必需品のセクターですので、安定してますね

CAT LOI キャットロイ 【CLC】

たばこ関連の企業となります。

会社概要

キャットロイ合資会社(旧タバコ包装印刷・関連資材企業)は1992年に設立されました。

主な事業活動はフィルターチップとワックスペーパーの製造です。

Cat Loiの製品は、主にベトナム国立たばこ会社によって消費されています(総売上高の80%)。

Cat Loiは、Vietnam National Tobacco Corporation(VINATABA)が生産量を消費することで、ベトナムの排他的な地域で事業を行うという大きな利点があります。その結果、CatLoiは競合他社からあまりプレッシャーを受けていません。

配当利回り

PERは2017年を除いて、12~16で推移しています。配当利回りは6%~6.5%で推移しています。配当性向は100%近かったのですが、本年はEPSも改善されてきており、安定的な配当が期待できそうです。

Duc Thanh Wood 【GDT】

木材加工の会社となります。ベトナムでは知名度のある会社ですね。世界40か国に輸出しているベトナムの会社ということで、世界的にも評価されているようです。

会社概要

ドゥックタイン木材加工(GDT:Duc Thanh Wood Processing Joint Stock Company)は1991年5月に設立されました。同社は、キッチンや家電製品、木のおもちゃの製造と取引を主な事業としています。ホーチミン市とビンズオン県に3つの木材加工工場を所有・運営しています。

同社の主な市場は輸出市場、特にアジア諸国です。GDTの製品は、世界40か国以上に輸出されており、全国のスーパーマーケットや家具店でも販売されています。

配当利回り

PERは8~12の幅で動いています。配当利回りは、7%~8%となっております。

配当性向は80%~90%と高くなっておりますが、業績が好調ということもあり、EPSは増加傾向です。

Ha Tien 1 Cement 【HT1】

経済成長著しいベトナムはセメント需要は高く、それを担う会社となります。

会社概要

Ha Tien 1 Cement Joint Stock Company(HT1)は1960年に建設されました。

同社は主に、さまざまなクリンカー(Clinker CPC 50、Clinker Sulfat)およびセメント(Cement PCB40、Mixed Cement PCB40、セメントMS-PCB40など)を生産しています。

同社のクリンカー能力は年間400万トン、設計セメント能力は年間730万トンで、4つの粉砕ステーションがあります。

配当利回り

PERは10.0~22.0の幅で動いており、他の銘柄に比べて、株価の値動きは激しいように思います。配当利回りも安定してりませんが、平均すると5%後半の数値は出しているようです。

配当性向は2017年は100%超えておりましたが、それ以降は100%以下に抑えてられています。

レタントン
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2020年は無配に見えますが、2019年同様1200ドンの配当がありました。

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成長も見込める高配当株

レタントン
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まずは工業団地系から

TANIMEX【TIX】

TAN BINH工業団地を運営している会社です。

会社概要

Binh Investment、Import-Export Production、Service and Trading Joint Stock Company(TANIMEX)は、1981年に設立されました。

主な事業は工業団地インフラと不動産事業への投資です。同社は現在、交通と開発インフラに便利な都心部に位置する国内で唯一の工業団地タンビンを管理しています。

配当利回り

PERは8.0~14.0の幅で動いており、配当利回りも6.0%-7.8%の幅で推移しています。

配当性向も一時期100%に近いものになっていますが、2021年は高いEPS予想となっており、十分に余力があると考えられます。

財務状態も非常に良好で安定した企業と言えると思います。

SSI証券より

Sonadezi Long Bình【SZB】

会社概要

ソナデジロンビン合資会社(SZB)は、1997年に設立されました。主な活動は工業団地、住宅地、賃貸オフィス、工業ワークショップの不動産の取引、土木工事および産業工事の実施しています。

総面積365haのビエンホア2工業団地。総土地面積210ha、総賃貸面積148haのゴーダウ工業団地。スアンロク工業団地の総土地面積は108.82haで、賃貸可能な土地の合計は71.59haを持っています。

配当利回り

PERは8~12の幅ですが、配当は2500ドンと一定の金額を連続で出しています。利回りは7%台となっています。

EPSは緩やかに上昇を続けており、配当性向も60%台と余裕のある数値となっています。

レタントン
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続いて、運送系の企業となります。

Dinh Vu Port 【DVP】

会社概要

Dinh Vu Port Investment&Development Joint Stock Companyは、ベトナム国立海運会社の総局長の決定に基づいて2002年に設立されました。

同社の主な事業活動は、年間総収入の90%を占める港湾運営と荷役です。

Dinh Vu港は地理的に便利な場所にあり、ハイフォンの急速な発展速度を持つ中心的な経済地域であるDinh Vu工業団地にあります。

配当利回り

PERは8.0~12.0の幅で動いており、配当利回りは安定して6%~7%後半を推移しています。

配当性向は80%程度となっており、大きな問題はなく、企業としても、配当に力をいれているようです。

SSI証券より
レタントン
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収益もよく、株価もあがってきているようです。

Noi Bai Cargo Terminal Services【NCT】

会社概要

ベトナム航空株式会社のメンバーであるノイバイ貨物ターミナルサービス(NCT)は、2005年に設立されました。

ノイバイ空港で最も長い営業実績があり、大規模な顧客ネットワークを持っています。同社のクライアントには、ベトナム航空とジェットスターパシフィックの2つの国内航空会社、およびその他の28の外国航空会社が含まれます。

貨物、荷役、保管およびその他のサービスのサービスを提供しています。空港経由の貨物量には、電子機器が40〜45%を占め、衣服が総量の約25〜30%を占めています。

利回り

PERは8~12で推移しており、利回りも8%~10%と継続的に配当を出しております。

配当性向は100%近い状態ですが、貨物はどんどん増えており、業績が上向き傾向ですので、今後も配当維持に期待したいと思います。

Saigon Cargo Service【SCS】

会社概要

サイゴン貨物サービス(SCS)は、2008年4月8日に設立され、タンソンニャット国際空港での航空貨物サービスの提供を専門としています。

配当利回り

元々PERが高い企業でしたが、ここ数年は落ち着きを見せております。直近は14まで下がってきているいます。それに伴い、利回りも5%を超えてきており、今後に期待できます。

配当性向は100%に近いです。こちらもNCT同様に、貨物増加が今後も見込めるため、緩やかに上昇していくのではないかと考えています。

高配当株投資はありか?

ベトナム企業は配当方針みたいな発表がなく(現状把握できていないだけかもしれません)、どのような配当方針で経営されているか不明な企業が多く傾向として毎年安定して配当している企業で業績が良い企業に投資していくことになると思います。

上記にエネルギー関連の企業が入っていないのですが、配当は良いものの、安定していない、配当性向が100%以上など、少し心配になる企業のため、高配当投資として安心して保有できないという理由で外しております。

ベトナムは、20%~50%の成長力を秘めた会社が多いため、配当を安定的に出しつつも、利益の再投資に力を入れているような成長力も備えた企業への投資は良いと思います。

まとめ

今回はベトナムの高配当株(5%以上)についてまとめました。

業績・配当が安定している企業は安心して長期保有できるため、今後も発掘作業を行っていきたいと思います。3%~5%配当+高成長期待みたいな銘柄も発掘したいと思っています。

その他おすすめの銘柄があったら、コメント欄で教えてください。

コメント

  1. TK より:

    貴重なベトナム株の情報ありがとうございます!
    非常に参考になります。

    • レタントン より:

      TKさん、コメントありがとうございます。

      高配当株調べてみたら、いろいろ楽しい会社が出てきました。
      また、まとめてほしい情報などありましたら、コメントくださいね!

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