ホーおじさんの智慧、ベトナム人の国民性と深い愛情

ベトナム旅行・生活

本日はベトナム人の国民性や性格について書いてみたいと思います。

ベトナムの歴史は、その国民性に深く刻まれています。

特に、この国を象徴する偉大な指導者、ホー・チ・ミン(愛称:ホーおじさん)の言葉と行動は、今もなおベトナム人の心に生き続けています。

彼の教えは、一見するとシンプルなものかもしれませんが、その背後には深い愛情と、国と人々への強い責任感が込められています。

では、ホーおじさんの言葉が、ベトナム人のどのような性格や行動に影響を与えているのでしょうか?彼らの真面目で勤勉な姿勢、家族やコミュニティへの深い愛情は、どのように形成されたのでしょうか?

この記事では、ホー・チ・ミンの智慧とその影響を軸に、ベトナム人の魅力的な性格とその背後にある文化を紐解いていきます。

ベトナムの人々と深いつながりを築く手がかりを、一緒に探求しましょう。

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ホーおじさんの5つの教え

ベトナム最高の指導者ホーチミン氏の影響もあり、国民は真面目に勤勉に勉強・勤労するという意識が強いです。子供の頃から「ホーおじさんの教え」というものを学んで習慣化していることで知らず知らずのうちに身についたと思われます。

  • 祖国、同胞を愛せよ
  • よく学び、よく働け
  • 団結し、規律を守れ
  • 衛生管理を徹底せよ
  • 謙虚、誠実、勇敢であれ
  • Yêu đồng bào, Yêu tổ quốc
  • Học tập tốt, lao động tốt
  • Đoàn kết tốt, kỷ luật tốt
  • Giữ gìn vệ sinh thật tốt
  • Khiêm tốn, thật thà, dũng cảm

ホー・チ・ミン氏は、ベトナム国民に対して、祖国と同胞に深い愛情を抱く愛国心の強い人物であるよう願っていました。

彼は国民に、絶えず学び、勤勉に働く姿勢を持ち、団結して社会の規律と秩序を守る協力的な人物であることを期待していました。

さらに、健康と清潔を重視し、衛生管理を徹底する生活を送ること、そして謙虚で誠実な心を持ち、困難な状況にも勇敢に立ち向かう強い精神を育むことを強調していました。

これらの期待は、彼が理想とする「完璧な市民」の像であり、ベトナムの発展と繁栄に貢献できる人物像として描かれていると言えます。

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ベトナム人の国民性・性格

真面目、勤勉・向上心旺盛

多くのベトナムの若者たちは、「よく学び、よく働け」というホー・チ・ミンの教えを体現しています。彼らは昼は一生懸命に働いて資金を積み立て、夜は勉強に励む姿勢を持ち、大学教育を受けるためにハングリー精神を発揮しています。

この共通の価値観は、ホー・チ・ミンの「謙虚、誠実、勇敢であれ」という言葉にも表れています。

これは、日本人が重視する「誠実」や「勤勉」などの美徳と深く共鳴します。

これらは、日本人にとっても、ベトナム人にとっても、お互いが理解しやすい部分になり、相互理解や親ベトナム、親日の人が多くいる理由の大きな理由になっていると考えられています。

我慢強い

ベトナムは、長い戦争の歴史を経て、国民一人ひとりが「我慢強く、忍耐力がある」という特質を育んできました。ホー・チ・ミンの「団結し、規律を守れ」という言葉は、クチトンネルでのゲリラ戦の勝利のように、困難な状況でも耐え抜くことで最後には勝利を得るという国民性を形成しています。

2020年のコロナとの闘いでも、この「団結し、規律を守れ」というホー・チ・ミンの教えが、迅速な対応と国民の団結を生み、勝利につながったと言えます。

一方で、最近の若者は新しい時代の影響を受け、生活の質が向上した結果、以前の世代ほど我慢強くないと感じられることもあります。これからの若い世代には、ホー・チ・ミンの「謙虚、誠実、勇敢であれ」という言葉を胸に、新しい時代に適した形での「我慢強さ」や「忍耐力」を育むことが、未来のベトナムをさらに強く、美しい国にしていく鍵となるでしょう。

交渉上手

ベトナムの歴史は、中国の隣人としての厳しい現実と、様々な大国との関係の中で独立を守り抜くための戦いが刻まれています。フランスの植民地時代や日本の進駐など、外国の支配に耐え、独立を勝ち取る過程で、ベトナム人は高度な交渉力を培ってきました。

この精神は、ホー・チ・ミンの「団結し、規律を守れ」という言葉に象徴されます。彼の教えは、国際的な舞台での団結と戦略的な思考を重視し、外交における「八方美人」の姿勢を形成する礎となっています。

現代のベトナムは、中国・ロシアの共産主義陣営と良好な関係を保ちながら、同時に米国・日本・韓国などの資本主義陣営とも協力的な関係を築いています。これは、ASEANの中で一定の地位を確立し、国際社会でのバランスを巧妙に保つ外交戦略の結果と言えます。

個人のレベルでも、ベトナム人はこの「八方美人的な交渉力」を持ち、相手の立場と利益を理解しながら、自身の目的を達成する方法を見つける能力が高いとされます。

これは、日本人がベトナム人と交渉する際に、予想以上に手ごわい相手であると感じる大きな理由の一つとなっています。

人脈を大事にする(コネ社会)

ベトナムは、しばしば「ミニ中国」とも形容され、社会の中で人脈やコネクションの重要性が強調される点で、中国と共通の特徴を持っています。就職やビジネスの場においても、信頼できる人脈の形成は成功の鍵とされています。

この点において、ホー・チ・ミンの「祖国、同胞を愛せよ」という言葉が重要な示唆を与えています。彼のこの教えは、コネクションを単なる利益追求の手段としてではなく、同胞への愛情と貢献の一環として捉え、それを大切に育むべきものとする精神を表しています。

ベトナムにおいては、コネクションは決して悪いものとして見られず、むしろ「人脈」や「恩恵」として、相互の信頼と協力の形成に貢献する価値あるものとされています。これは、人脈を丁寧に大切にし、長期的な信頼関係を築くという考え方が深く根付いているからです。

女性社会

ベトナムの歴史は、何度もの戦争に見舞われ、男性たちが戦場に赴く中で、家庭と社会を支える重責が女性たちに託されてきました。この歴史的背景から、「かかあ天下」の状態が形成され、女性が家庭の中心的な役割を果たす文化が根付いています。

この点において、ホー・チ・ミンの「衛生管理を徹底せよ」という言葉が象徴的です。この教えは、物理的な衛生だけでなく、社会や家庭の健全な運営という意味でも解釈され、女性たちが社会の健康を守る重要な役割を果たしてきたことを示しています。

現代のベトナムでは、この歴史的背景が反映され、企業の経営者や幹部、管理職に女性が多く存在します。これは、ベトナムの女性が独立し、強く、そしてしたたかな一面を持ちながらも、愛嬌と温かみを兼ね備えた魅力を発揮している証とも言えます。

のんびり(計画性がなく、近視眼的)

ベトナムは、肥沃な土地と豊富な自然環境に恵まれた農耕民族の国です。3毛作が可能な気候や、メコン川からの豊富な魚介類の供給により、食糧に困ることが少ないのがこの国の特徴です。

このような自然環境の中で、ベトナム人は「その日が良ければ良い」という、柔軟でのんびりとした生き方を重視する文化を形成してきました。これは、過度な計画や先の見通しを立てず、現在の生活を大切にするという価値観が根底にあると言えます。

この点において、ホー・チ・ミンの「よく学び、よく働け」という言葉が示すのは、計画性や先見の明を持つことの重要性です。彼のこの教えは、のんびりとした生活を楽しむ一方で、自己の成長と社会の発展のために努力と学びを続けるバランスを求める精神を表しています。

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まとめ

ホー・チ・ミンの教えは、現代のベトナム人の心に深く刻まれ、その国民性と文化に顕著な影響を与えています。

彼の智慧は、ベトナム人が真面目で勤勉である理由から、交渉の巧妙さ、女性の社会的地位、そして人々の暖かでのんびりとした性格まで、多岐にわたる特徴を形成しています。

これらの特質は、ベトナムが国際社会で急速に成長し、多様な文化と繋がりながらも、その独自のアイデンティティを保ち続ける理由の一つ思います

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