本日はベトナム人の国民性や性格について書いてみたいと思います。
もちろん、ベトナム人といってもいろんな性格の方がいらっしゃいますので、人により様々ですが、一般的なキーワードをまとめています。
ベトナム人も日本に住む方が増え、ベトナム人の方と接する機会が多い方もいらっしゃると思いますので、ご参考になればと思います。
ホーおじさんの5つの教え

ベトナム最高の指導者ホーチミン氏の影響もあり、国民は真面目に勤勉に勉強・勤労するという意識が強いです。子供の頃から「ホーおじさんの教え」というものを学んで習慣化していることで知らず知らずのうちに身についたと思われます。
- 祖国、同胞を愛せよ
- よく学び、よく働け
- 団結し、規律を守れ
- 衛生管理を徹底せよ
- 謙虚、誠実、勇敢であれ
- Yêu đồng bào, Yêu tổ quốc
- Học tập tốt, lao động tốt
- Đoàn kết tốt, kỷ luật tốt
- Giữ gìn vệ sinh thật tốt
- Khiêm tốn, thật thà, dũng cảm
ベトナム人の国民性・性格

真面目、勤勉・向上心旺盛
多くの若者は、働いて資金をためて、夜間勉強したり、大学に行ったり、ハングリー精神もあり、向上心旺盛な部分を強く感じます。
この部分は日本人と非常に似ていることがあり、日本人にとっても、ベトナム人にとっても、お互いが理解しやすい部分になり、相互理解や親ベトナム、親日の人が多くいる理由の大きな理由になっていると考えられています。
我慢強い
ベトナム戦争を経験した方がまだ生きているベトナムにおいて、我慢強く、忍耐力が多いように思います。クチトンネルでの我慢強いゲリラ戦での勝利など、耐えることで、最後には勝利するという図式が出来上がっている感じがします。
2020年のコロナとの闘いでも、迅速な対応と国民の団結が勝利をよんだと思います。
一方、最近の若者は、、、
やっぱ甘やかされて育ってた方が多く、最近の若者は我慢強いといったところからほど遠い性格になってしまっています。
交渉上手
ベトナムの歴史を見ていると、常に中国の脅威に晒されながら、独立を勝ち取った等、常に大国との中に翻弄されてきた歴史を持ちます。
フランスの植民地になったり、日本が進駐してきた等、ベトナムの歴史は厳しいものがありました。
それらからの影響か近年は外交力を磨き、ベトナム人は交渉上手に進めています。
現在でも、中国・ロシアの共産主義チームと(表面上は)仲良くしていますし、米国・日本・韓国などの資本主義チームとも仲良くしています。
ASEANの中でも一定の地位を占めるなど、八方美人外交というのが特徴と言えると思います。
個人においても、八方美人的な交渉力というのを持っている方が多く、日本人がベトナム人と交渉するときはなかなか手ごわい相手と言えると思います。
人脈を大事にする(コネ社会)
ベトナムはミニ中国とも言われており、中国と同じように、コネや人脈を大事にする社会です。
就職やビジネスにおいても、コネクションが大事になっています。
ベトナムにおいてはコネは決して悪いものとして見られておらず、「人脈」や「恩恵」のように受け取っている印象です。
人脈は丁寧に大切にしていくという考え方が根付いていることから、日本人においても、これらを考慮した考え方をするべきではないかと思います。
女性社会
歴史的に何度も戦争が行われ、男たちは戦場に行くことも多かったとこともあり、家のことは女性が守るということが感じられます。
いわゆるかかあ天下状態の家が多く、その影響からか企業をみても、女性経営者、幹部、管理職が多くいるところが見られます。
ベトナムの魅力の1つとして、やはりキリッとした女性の魅力があると思います。
それらの強く、したたかな、愛嬌のある女性の魅力は長い歴史の中で作られたものではないかと思います。
のんびり(計画性がなく、近視眼的)
農耕民族でありますが、日本のような計画性があるわけではなく、3毛作など種をまいておけば知らず知らずに作物が育つ環境です。
また、メコン川から魚介類も多く取れるため、食べることに困ることはないというのが、この国です。
それらから考えても、計画を立てるというのが苦手で、その日が良ければ良いという考え方が根本的にあるように感じます。
まとめ
今回は、ベトナム人の国民性について書いてみました。人それぞれ様々ですが、根本的な部分は共通していると思います。基本的には日本人と似た考えを持つ人が多いと考えられます。
それでは
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