【ベトナム株】エネルギー関連企業の比較

ベトナム株戦略

今回は、ベトナムエネルギー関連の各社を業績や2021年の業績予想などを比較していきたいと思います。

ニューヨーク原油先物相場は高騰を続け、6月には、2018年10月以来となる1バレル=70ドル台に達しました。特に先進国ではワクチン接種の普及に伴い、経済が再開されることが期待され、夏に向けてエネルギー需要が増加すると見通されています。また、製造業は、引き続き良好な回復を示しており、それらの要因から、原油価格は最近強く回復しています。

ベトナムにおいても、2020年はエネルギー企業にとって、厳しい収益の時期でしたが、原油価格も上昇を続けていますので、この業界の恩恵を受ける会社や悪影響を受ける銘柄を探っていきたいと思っています。

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エネルギー関連企業の紹介

エネルギー関連企業の10社を取り上げたいと思います。

冠にペトロ(PV)とつく会社が多く、これらはペトロベトナム【Vietnam Oil and Gas Group (PVN) 】の関連会社としている企業となります。

TickerName取引所特徴
GASペトロベトナムガスHOSE天然ガス・石油ガス(PLG)供給の最大手企業
PLXペトロリメックスHOSE石油・ガソリン小売の最大手企業、市場シェア50%
BSRビンソン製油石化UPCOMビンソンで石油精製所の運営、2018年上場
POWPVパワーHOSEベトナム第2位の発電会社
OILPVオイルUPCOM原油・石油製品の輸出入業務・保管、2018年上場
PVSPVテクニカルサービス HNX石油関連サービスでトップシェア
PPCファーライ火力発電HOSEハイズオン省で大規模火力発電を運営
PVDPVドリリングHOSEベトナム唯一の石油採掘用のリグリース企業
NT2第2ニョンチャック電力HOSE地方最大規模の発電所を運営、太陽光発電も注力
PVTペトロベトナム運輸HOSE原油輸送の専門会社

2020年度 売上・利益

縦軸が売上高・横軸が税引き後の利益となります。円の大きさが時価総額となります。

それぞれ業種が異なりますので、直接比較する意味はないと思います。

売上ベースでは、ペトロリミックスが高いですが、利益はあまり出ていません。

利益べースでは、ペトロベトナムガスが高利益を確保しています。

ビンソン製油石化、PVオイルは、2020年赤字計上のため、下記の図には入っておりません。

売上・利益・時価総額のバブルチャート
TickerName時価総額売上利益利益率
GASペトロベトナムガス163,83464,1507,92812.4%
PLXペトロリメックス67,166123,9241,2351.0%
BSRビンソン製油石化49,34157,959-2,848-4.9%
POWPVパワー28,57129,7092,4938.4%
OILPVオイル13,12250,010-177-0.4%
PVSペトロベトナムテクニカルサービス10,37219,8327353.7%
PPCファーライ火力発電8,7697,9291,01112.8%
PVDペトロベトナム・ドリリング8,7175,2281813.5%
NT2第2ニョンチャック電力5,8296,08262510.3%
PVTペトロベトナム運輸5,4057,45876010.2%

ROE、PERのバブルチャート

縦軸がPER・横軸がROEとなります。円の大きさが時価総額となります。

PER・ROEのbば

比較的PERの高い企業が多く、先行きの見通しが見えないことから、来期の予想も控えめにしている企業が多いように思います。

ペトロベトナムガス、ペトロベトナム運輸などは、先行投資を進め、成長力をもっていること、第2ニョンチャック電力、ファーライ火力発電は、力強い電力需要から、今後も成長していくものと思われます。

今期の見通し

ベトナムの石油・ガス産業にとって、石油価格を 60 米ドル/バレル以上に維持することは、探鉱および掘削活動を行うための好ましい条件と言われており、現在の原油価格はそれを上回っていることから、今期好業績を残すと考えています。

ペトロベトナムガス(GAS)

発電事業については、水力発電と太陽光発電に比重を置いているため、原油高の影響を受けずらい体制が出来ているとのことです。

2022 年には、Sao Vang および Dai Nguyet 油田のフル稼働により、ガス量は 14.5% 増加予定。

LNG参入についても、ベトナム政府からGoサインが出ており、インフラ構築に向けて投資が進んでいくものと思われます。

株価の推移はこちらから

レタントン
レタントン

ちょっと狙ってみたい銘柄ですね。高配当も魅力です。

ミーちゃん
ミーちゃん

テクニカル的にも良い形になってきましたね!

ペトロリメックス(PLX)

ガソリン価格の上昇に伴い、売上が2021年には急回復するものと考えられています。

株価の推移はこちらから

レタントン
レタントン

株価はそれを織り込んだ形になっており、これ以上上げていくのは、なにか材料が欲しいところです。

ペトロベトナム運輸(PVT)

PVT は、2021 年に、新造船 3 隻追加や輸送需要の増加から船舶の利用率UP、および船舶の売却による利益により、税引後利益が前年比で約 16.9%成長を記録すると予想されています。

一方、FSO/FPSO 事業(浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備(FSO)、浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO))は、原油価格の上昇による船舶レンタル料金の増加のため、粗利益は前年比で18%増加すると見込まれています。

株価の推移はこちらから

レタントン
レタントン

手堅い需要が期待できる会社ですね。

まとめ

今回は、ベトナムのエネルギー関連企業について、まとめてみました。

2020年が業績が悪化した企業が多く、2021年原油高から収益を伸ばしていく企業が増えていくと予想しています。個人的には売られすぎている企業のリバウンドを狙っていくような戦略を立てたいと思っています。

また、ベトナムのエネルギー需要は急拡大をしておりますので、インフラ投資にも注目していきたいと思っています。

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