【ベトナム株】軍隊銀行(MBB)の業績・株価の見通し(2022年)

個別株
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会社概要

概要

ハノイに拠点を置く軍需商業共同株式銀行(Military Commercial Joint Stock Bank : ティッカーMBB)は、軍需企業のビジネス活動を支援することを目的として1994年に設立されました。

ベトナム民間商銀大手の1行です。

筆頭株主は、国防省傘下の通信・IT企業大手のVittelとなっています。

主な業務は、銀行業務、金融サービス、ファンドマネジメント、アセットマネジメント、不動産などの業務を行っています。

従来の市場に加えて、他の顧客の要求に応えるために、金融商品やサービスの種類をすでに開発し、多様化しています。MBBは2001年にホーチミン証券取引所(HOSE)に上場しました。

ベトナム国家銀行(中央銀行)が求める国際的な資本規制「バーゼルII」を適用済です。

レタントン
レタントン

Vittel Groupの一員で、元・国防省傘下の銀行です。

ミーちゃん
ミーちゃん

主要顧客を固めていることから手堅い経営をしているようです。

事業戦略・マーケット

高収益が見込める消費者口ーン事業、生命保険事業に注力しています。クロスセールスを通じて各社の経営効率と顧客利便性の向上を図っていく計画です。また、MB証券(MBS)(MB Securities)から出資金を一部回収する方針を出しているが、引き続き同社の経営支配権を掌握して、グループの効率化を上げていきます。

消費者融資事業 MB新生ファイナンス(MB Shinsei Finance)

2016年11月から新生銀行(東京都中央区)と提携、新生銀行がMBファイナンス(MCredit)株49%を取得しました。同社は消費者金融シェアで4位です。

保険事業

損害保険事業を手掛ける軍隊保険(MIG)(Military Insurance)は、損保保険料収入で6位

生命保険事業を手掛けるMBアジアス生命保険(MB Ageas Life)を子会社として傘下に 置き、バンカシュアランス(銀行窓口での保険販売)を介した生命保険料収入でトップ5にランクイン しています。

証券事業

子会社MB証券(MB Securities)がブ口ー力一業務シェアで6位にランクイン

子会社の利益情報(SSI証券より)

公式ホームページ

英語

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軍隊銀行の財務分析

2022.3月更新

レタントン
レタントン

データはSSI証券から取得しています♪

収益

2021年の売上は369,345億ドン、経常利益は165,273億ドンとなりました。(利益率 44.7%)

2022年の売上は408,090億ドン、経常利益は151,240億ドンの計画です。(利益率 37.1%)

前期と比較して、売上:10.5% 経常利益:-8.5%の成長率です。

資産価値

1株当たり純資産は、前期160,690ドンです。

収益性・成長性

1株当たり純利益は、前期3,062ドン

今期は、2,802ドンになる計画です。(上昇率:-8.5%)

キャッシュフロー

営業キャッシュフロー、フリーキャッシュとも問題ないです。

配当利回り

配当利回りは下記のようになっております。

2020年、21年と無配当となっています。

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株価・チャート

<1年日足チャート>

<3年週足チャート>

今後の見通し

収益成長とROEを支える完全な銀行モデルを構築

MBBは総合的な銀行プラットフォームを構築しており、消費者金融や生命保険などの成長性の高い全ての事業を傘下に収めています。

MBBの個人向け融資は、5年間のCAGRが33%で、融資全体の43%を占めています。保険部門は、まだベトナムでは普及率が1.5%と低く、黎明期であると言えます。

このため、銀行業とともに、これらの分野の収益がこの銀行にとってプラスになっていくと考えられています。

まとめ・株価予想(独断)

現在の理論株価は、現在の株価より下回っていますが、2021年は計画を大幅に上回り、上方修正していることから、株価的にはさらに上を目指す展開になると思います。

今後もROE20%を維持してさらに成長していくことを期待しています。

ただ、直近では株価は上がりすぎで割高感も出てきていますので、押し目を拾っていく形が良いかと思います。

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