【ベトナム株】安定!高成長!FPT情報通信(FPT)の業績・株価見通し(2022年)

個別株

今回はベトナムを代表するIT企業・FPT情報通信(ティッカー:FPT)について、まとめていきたいと思います。

業績・財務が非常によく、また時代にのったITセクターということで高い成長が今後も期待できます。なかなか外国人枠が空かない企業ではありますが、いつも狙ってみたいと思う会社です。

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会社概要

概要

FPT Corporation(FPT)は、1988年に設立されました。

同社は、ソフトウェア、情報とシステムの統合、通信、教育、およびトレーニングを主な事業としています。 FPTは、専門分野で100を超えるライセンスソフトウェアソリューションを所有しており、ベトナムの59州63の都市にインターネットネットワークを持っています。

FPTは、ベトナム初のオンライン大学であるFPT大学、FUNiXオンライン大学を通じて教育およびトレーニングサービスを提供しています。

さらに、技術製品の流通および小売り、証券、ポートフォリオ管理を専門とするアソシエイトに投資しています。電気通信の分野では、FPTはベトナムのトップ3の主要なインターネットサービスプロバイダーに含まれています。

FPTは2006年12月からホーチミン証券取引所(HOSE)に上場しています。

レタントン
レタントン

ベトナムNo.1のIT会社です。IT技術を売りに様々な業界に進出しています。

ミーちゃん
ミーちゃん

財務状態もよく、さらに成長を続けていける会社です。

事業戦略・マーケット

ベトナム国内データセンター5か所、ベトナムと海外を結ぶ通信量2710 Gpbsのケーブルを保有します。従業員数は約28,000人

情報技術部門

ソフトウェア開発、システム・インテグレーション、情報技術(IT)サービス、デジタルトランスフオーメーション(DX)、人工知能(Al)な どを手掛けています。

通信部門

通信サービス(インターネット、データセンター、ビデオ会議、loT)、有料テレビ(FPT Play)、デジタル・コンテンツ・サービス(VNExpress. Ngoisaonetなどの人気情報サイト、オンライン広告、スマート 広告システムeClick AdNetworks)を提供しています。

教育部門

小中高校、短期大学(FPT Polytechnic). FPT大学のほか、国際ライセンスを持つプログラマー「FPT Aptech」、マルチメディアデザイナー[FPT Arena]の育成に特化したFPT国際教育センターなどを運営している。

市場別の売上高構成比率
海外:71% 国内: 29%

関連会社・子会社

子会社

  • FPT Software
  • FPT Information System
  • FPT Telecom(ティッカー:FOX)
  • FPT Online(ティッカー:FOC)
  • FPT Education
  • FPT Investment
  • FPT Smart Cloud

関連会社

  • Synnex FPT
  • FPT Retail(ティッカー:FRT)
  • FPT Securities(ティッカー:FTS)
  • FPT Capital

公式ホームページ

英語版

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FPT社の財務分析

2022年2月更新

レタントン
レタントン

データはSSI証券から取得しています♪

収益

2021年の売上は356,711億ドン、経常利益は63,352億ドンとなりました。(利益率 17.8%)

2022年の売上は417,620億ドン、経常利益は67,310億ドンの計画です。(利益率 16.1%)

前期と比較して、売上:17.1% 経常利益:6.2%の成長率です。

レタントン
レタントン

売上・利益とも右肩あがりで安定感があります。

資産価値

1株当たり純資産は、前期59,166ドンです。

1株あたり資産は綺麗に右肩あがりとなっています。

収益性・成長性

1株当たり純利益は、前期4,886ドン

今期は、5,192ドンになる計画です。(上昇率:6.2%)

レタントン
レタントン

ROEも少しずつ高くなっており、成長性を感じます。

キャッシュフロー

安定的に営業CFがプラスで、投資に力を入れていることがわかります。

配当利回り

連続で現金配当を行っております。

株価が上昇しておりますので、利回りは低下しています。

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チャート

<日足1年チャート>

1年で株価が約2倍となっております。

12月からちょっと下落傾向ですが、押し目買いが有効と思われます。

<週足3年チャート>

今後の見通し

FPTは、この国の経済成長から最も恩恵を受ける企業であると考えています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)を背景に、21-23年度の当期純利益の年平均成長率を14.0%と予想されています。

SSIのレポートにもあるように、今後も2桁成長が期待できます。

2022年の税引前利益は、世界のIT支出の力強い成長のおかげで、前年比25.6%増と推定されている。繰り返しになるが、2021年最初8か月のデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスからの収益は海外ITサービス収益の36%に達した(2020年最初8か月は29%だった)。これにより、税引前利益率は前年比20 bps増加して16%になった。2022年には、海外ITサービスの収益に対するデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスの収益の割合が38%に増加すると想定し、そして税引前利益率が前年比で約10bps増加する。さらに、同社によれば、最大の海外ITサービス市場である日本は2022年に約12%〜13%成長し、米国、アジア太平洋、ヨーロッパの市場は二桁成長を維持すると予想されている。

SSI証券

まとめ・株価予想(独断)

外国人枠の関係で買えない方が多いと思いますが、買いのチャンスが来たら、ぜひ入手しておきたい銘柄です。IT業界は世界的にも伸びており、FPTに関してはじっくりと成長していく企業としての安定性を感じます。

理論株価は12万ドンとなっており、こちらの指標からも「買い」を狙いたい水準となっています。

<おすすめETF>

外国人枠が少ない銘柄を集めているETFとなります。FPTはこちらの構成銘柄です。

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