会社概要

概要
Vietjet Aviation Joint Stock Company(Vietjet Air)は、2007年に設立されたベトナム初の民間航空会社です。T&C Group、Sovico Holdings、HDBankの3つの主要株主がいます。
航空輸送サービスを中核事業としています。
2019年、ベトジェットエアは、138便を運航し、ベトナムの航空旅客総数の40%を占める約2,500万人の乗客を輸送し、首位を維持しました。
ベトジェットエアは、2017年2月からホーチミン証券取引所(HOSE)に上場し、取引されています。

ベトナムで有名なLCC航空会社です。コロナ禍でも踏ん張っています。

成長企業ですが、コロナで財務は傷んでしまいました♪
事業戦略・マーケット

国内最大の格安航空会社として、 ビキニをはじめとして優れたマーケティングを発揮し、「ベトジェットエア」ブランドは国内で知名度が極めて高くなっている。運行開始から飛躍的な成長を遂げ、国営系フラッグキャリアであるベトナム航空Vietnam Airlinesと1位を競い合う大勢力となっており、シェア の約40%を握っています。
貨物輸送に特化するベトジェットエア・カーゴ(VietJetAir Cargo)を子会社として傘下に置き、国内シェアは29%となっている(2020年)
新型コロナウイルス感染症の影響が続いている中、運転資金を確保するために資産の一部を換金し、大幅な賃下げを行っています。
売上高構成比率
- 旅客輸送:40%(国内線:25%、国際線:15%)
- 付帯サービス(機内販売等):34%
- 機材のセール&リースバック:17%
- ドライ・リース(機体のみ):6%
- チャーター便、ウェットリース(機体、乗務員、整備員、保険契約の全て):1%
- その他:2%
公式ホームページ
ベトジェットエア社の財務分析

データはSSI証券から取得しています♪
収益
2021年の売上は219,000億ドン、経常利益は未公表となっています。
2020年同様に、厳しい状況が続いています。

資産価値
1株当たり純資産は、前期83,449ドン
今期は、89,770ドンになる計画です。

収益性・成長性
2020年赤字転落をしております。今期も収益見通しが立っていないようです。

キャッシュフロー
優良企業でしたが、ここ2年はマイナスのキャッシュフローになっております。

配当利回り
ここ2期は配当がありません。

四半期進捗・チャート
2021年Q2
今期前半は利益を出しておりましたが、7月~9月とコロナ規制でダメージをうけており、今後の見通しは厳しいように思います
2Q | 前年同期 | 進捗率 | 前年比 | |
売上 | 83,860 | 109,703 | 38% | -24% |
経常利益 | 1,372 | 483 | 0% | 184% |
純利益 | 1,278 | 466 | 0% | 174% |
2021年年初から横ばい傾向を継続しています。10月より、コロナ規制の解除を受け、チャートとしては反転してきました。

今後の見通し

コロナ規制次第ということになりますので、今後の業績は非常に読みづらいと思います。また、増資や社債発行など、資金調達を進めており、EPS低下など厳しい状態が続くと考えています。
ただ、経営能力の高い企業ですので、期待はしたいと思っています。
2021年から2022年の期間にVJC株式の私募を通じてチャーター資本を増やす計画を提案しました。オファーの最大数は15%に相当します。(チャーター資本、すなわち約8100万VJCユニット)
VietBiz記事より
まとめ・株価予想(独断)
今回は、ベトジェットエアの企業について見てきました。チャート的にはリベンジ期待ということ少し買えると思いますが、足元の業績は非常に悪く、今後の見通しも立たないため、無理に購入する必要はないのかと思います。

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