【ベトナム株】VPバンク(VPB)の業績・株価見通し

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会社概要

概要

Vietnam Prosperity Joint Stock Commercial Bank(VPBank)は、以前は民間企業向けベトナム共同株式商業銀行として知られていましたが、1993年に非国営の民間企業として設立されました。

VPBankは、金融商品の提供と信用供与を中核事業としています。国際銀行サービス、外貨取引、金融投資、リスク管理、資本保護にも携わっています。

2020年の純利息マージン(NIM)は8.82%で、前年比で-0.72%減少し、上場企業のトップ5にランクされています。銀行。不良債権比率(NPL)は3.41%です。貸倒引当率は45.31%です。

バーゼルⅡ適用済

VPBankは、2017年8月からホーチミン証券取引所(HOSE)に上場され、取引されています。

レタントン
レタントン

消費者金融の最王手FEクレジットを傘下に持ち、多くの顧客基盤を持つ銀行です。

事業戦略・マーケット

VPBankは、「夢のアクション」をモットーに、最も消費者に優しい銀行になる方向で誕生しました。

VPBankは常に6つの明確なコアバリューに基づいて運営されてきました。

顧客中心、効率的、野心的、常に人を育て、常に信頼し、違いを生み出します。

セルフ窓口端末導入

窓口業務のオンライン化を進めており、業務の効率化にも積極的です。

FE Credit

消費者金融のトップシェアを持っており、クレジットカード、個人ローン、バイクローン、携帯電話ローンなど幅広く展開しています。これらにより、多くの顧客リストを抱えており、また消費者金融業の伸びも今後大きくなってくると思われます。

三井住友フィナンシャルグループ出資

三井住友フィナンシャルグループHPより

出資の狙いについて、添付のファイルより

公式ホームページ

英語版

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VPバンク社の財務分析

2022年3月更新

レタントン
レタントン

データはSSI証券から取得しています♪

収益

2021年の売上は443,015億ドン、経常利益は145,805億ドン(利益率 32.9%)

2022年の売上は546,260億ドン、経常利益は152,500億ドンの計画です。(利益率 27.9%)

前期と比較して、売上:23.3% 経常利益:4.6%の成長率です。

売上・利益とも伸びてきており、好調の銀行業界においても、高い成長率を保っています。

資産価値

1株当たり純資産は、前期165,625ドン
今期は、107,847ドンになる計画です。

2021年10月の株式分割により、1株あたりの資産は減少しています。

収益性・成長性

1株当たり純利益は、前期3,602ドン
今期は、2,622ドンになる計画です。(上昇率:-27.2%)

2021年10月の株式分割により、1株あたりの純利益は減少しています。

ROEは、右肩あがりになっており、高い成長率を今後も保っていくと思われます。

キャッシュフロー

営業CFは下記5期ともプラスに作用しています。概ね問題ないと思います。

配当利回り

配当は過去5年間出ておりません。

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株価・チャート

2021年7月ごろより、レンジ相場に入ってきています。

ここから抜け出すのが待たれます。

<1年日足チャート>

<3年週足チャート>

今度の見通し

VNDIRECT証券によると、22-23F期は堅調に推移する見込みで、22-23年度のEPSは13%増/28.4%増を見込んでいます。

一方で、FEクレジットの資産の質は悪化の兆しが見られている。21年9月期は積極的に不良債権を処理したものの、連結不良債権比率は第2四半期末の3.5%から第3四半期末には4%に上昇した。

まとめ・株価予想(独断)

今回はVPBANKの今後の業績・株価見通しについて記載しました。

他行との差ということで、消費者金融の子会社を持つことが、優位性を保てる形となっており、この基盤をどう活用するかがポイントとなっているようです。

資産価値・事業価値とも右肩あがりになっており、理論株価があとになって実際の株価に追随していることからも、投資家にとって信頼ある会社として認識されつつあるのかと思います。

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