会社概要

ファットダット不動産開発公社(PDR)は、旧ファットダットハウス建設貿易合資会社として2004年に設立されました。
同社は、住宅、不動産物件、観光客の提供の投資、建設、貿易を主な事業としており、ホーチミン市、ニャチャン、クアンガイ、フーコックの戦略的位置にある魅力的な土地を所有しています。
そのパートナーには、
- Eximbank、ACB、Techcombank、MBBank、SHBなどの主要銀行
- スターウッドホテルアンドリゾート、マリオットインターナショナルなどのホスピタリティ企業
- CotecCons、Bauer、BachySoletancheなどの建設会社
- MeinhardtAustraliaなどの経営コンサルティング会社
PDRは、2010年からホーチミン証券取引所(HOSE)に上場しています。

ホーチミン市を中心に高級住宅開発に特化した不動産会社です。

財務状態もよく、さらに成長を続けていける会社です。
事業戦略&投資計画
Phan Dinh Phung Sports Center
ホーチミン3区に建設予定のスポーツセンター。ホーチミン市の公的施設・道路の建設投資案件をBT(建設・譲渡)方式で行い、これら公益案件の見返りとして、同市の不動産開発用地を獲得する戦略を取っている。

NHON HOI ECOTOURISM CITY
クイニョン近郊のNHOI HOIという地域にエコツーリズムセンターを開発中です。

公式ホームページ
ファットダット社の財務分析

データはSSI証券から取得しています♪ 2021年10月現在

分析には、「はっしゃん式EXCEL企業分析入門」を利用しています
収益
2021年の売上は47,000億ドン、経常利益は23,350億ドンの計画です。(利益率 49.6%)
前期と比較して、売上:120% 経常利益:152%の伸びです。

資産価値
1株当たり純資産は、前期39,421ドン
今期は、38,452ドンになる計画です

収益性・成長性
ROEが20%を超えており、非常に高い成長力をもっています。

キャッシュフロー
営業キャッシュフローは前期はマイナスでしたが、それ以外の期はプラスを確保しております。
フリーキャッシュフローも多く安定しております。

配当利回り
配当に関しては、下記のようになっております。

四半期進捗・チャート
2021年Q2
今期Q2時点での進捗率となります。
相当進捗率が悪いですが、昨年も売上に偏りがありましたので、Q3進捗率に注目です。
2Q | 前年同期 | 進捗率 | 前年比 | |
売上 | 11,238 | 11,818 | 24% | -5% |
経常利益 | 6,371 | 7,193 | 27% | -11% |
純利益 | 5,021 | 4,625 | 27% | 9% |
2020年より強い上昇トレンドが継続しています。
9月~10月に調整が入りましたが、その後再び上昇に転じています。

今後の見通し・成長戦略

2023年に向けて、中期計画が発表されております。住宅に限らず、工業団地などにも視野を広げ、地方への進出も進めています。2022年、2023年に向けて、50%の利益成長率を目指しており、さらに成長をしていく計画です。
まとめ・株価予想(独断)
計画通りに利益を伸ばしていけることが出来るのであれば、株価は単純に考えて、2023年には2倍になるポテンシャルを秘めております。不動産業界という巨額な投資が必要な事業で不確かさはありますが、今後も強い伸びをするものと考えております。

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